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2020年09月06日大洋州のトンガでM5.4、1913年のM8クラス地震震源付近

大洋州のトンガでM5.4、1913年のM8クラス地震震源付近


 

USGSによると日本時間2020年09月06日23:55に大洋州のトンガでM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月25日にトンガでM5.2の地震が今回の震源からは約227km離れた場所で起きていた。

 

トンガにおける今回の地震について

日本時間2020年09月06日23:55 M5.4 トンガ(深さ約10km)

今回の震源から距離300km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年08月24日のM5.2以来13日ぶり。今回の震源から約227km離れた位置であった。その前は2020年07月30日のM5.7で、今回の震源から約158km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

過去には今回の震源から約34kmとごく近い位置で1913年06月26日にM7.7のM8クラス地震が発生していた記録もある。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震37事例のうち、その後1ヶ月以内にトンガを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは37事例中22例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の37事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは37事例中9例であった。
 

今回の震源から300km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離300km以内では2019年にM6.0以上の地震が4回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月04日 M6.6 トンガ(深さ約10km)
2019年11月11日 M6.2 トンガ(深さ約10km)
2019年06月15日 M6.1 トンガ(深さ約13km)
2019年06月02日 M6.0 トンガ(深さ約10km)
2019年08月05日 M5.7 トンガ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離300km以内では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年05月28日 M5.9 トンガ(深さ約10km)
2020年02月28日 M5.8 トンガ(深さ約10km)
2020年07月30日 M5.7 トンガ(深さ約10km)
2020年04月22日 M5.5 トンガ(深さ約40km)
2020年01月10日 M5.4 トンガ(深さ約10km)
 

今回の震源から300km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離300km以内で発生してきたM6.0以上の地震は155回でそのうちM7.0以上であったのが10回。20世紀以降最大だったのは1919年04月30日のトンガM8.1で深さは約25kmであった。

今回の震源から300km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1919年04月30日 M8.1 トンガ(深さ約25km)
2006年05月03日 M8.0 トンガ(深さ約55km)
1950年12月14日 M7.8 トンガ(深さ約216km)
1913年06月26日 M7.7 トンガ(深さ約25km)
2009年03月19日 M7.6 トンガ(深さ約31km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1913年06月26日にトンガでM7.7の地震が約34kmの距離(深さ25km)で起きていた他、1975年09月24日にトンガでM6.5の地震が約49kmの距離(深さ33km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とトンガにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在590予測。またトンガなど震源地別予測が現在1,914予測となっている。

方面別予測において現在、計590予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは155予測、Cクラスは386予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が18予測、Bクラス予測が46予測、Cクラス予測が1予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,914予測中、Aクラスが35予測、Bクラスが205予測、Cクラスが1,674予測となっており、このうちトンガに対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが38予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は150%以上、トンガの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トンガM5.4の類似37事例以降の発震傾向性

今回のトンガM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた37件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トンガを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは37事例中22例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 37事例中7例
バヌアツ 37事例中5例
ケルマデック諸島 37事例中4例
フィジー 37事例中4例
ニュージーランド 37事例中2例
ソロモン諸島 37事例中2例
トンガ 37事例中1例
サンタクルーズ諸島 37事例中1例
ロイヤリティ諸島 37事例中1例
ニューカレドニア 37事例中1例

また、今回のトンガにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは37事例中9例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1936年03月02日 M6.7・震度3 十勝沖
1952年03月04日 M8.2・震度5 十勝沖(1952年十勝沖地震)
1970年07月26日 M6.7・震度5 日向灘
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2015年05月30日 M8.1・震度5強 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。