• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年09月07日フィリピンのミンダナオ島南部でM6.3、08月18日のM6.6以来で今年5回目のM6超え地震

フィリピンのミンダナオ島南部でM6.3、08月18日のM6.6以来で今年5回目のM6超え地震


 

USGSによると日本時間2020年09月07日00:23にフィリピンのミンダナオ島南部でM6.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月31日にフィリピンでM5.1の地震が今回の震源からは約59km離れた場所で起きていた。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年09月07日00:23 M6.3 フィリピン(深さ約119km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月06日に大西洋中央海嶺で発生したM6.6以来で、2020年としては87回目となる(発生日時は日本時間)。

フィリピンでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月18日のM6.6以来20日ぶりで今年10回目。前回の地震は今回の震源から約551km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年08月12日のM5.5で、今回の震源から約1,329km離れていた。

フィリピンにおけるM6以上地震としては今年5回目となる。

今回の地震はフィリピン南部のミンダナオ島南端付近であった。08月1日のM6.6はフィリピン中部で発生し、上記の通り今回の震源からは約550km離れていた。今回の震源付近では1924年04月14日にM8.0の地震が約50kmと近い位置で起きていたが浅い震源であったとみられ今回の約119kmとは深さが異なっていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内にフィリピンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは14事例中9例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の14事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは14事例中3例であった。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が13回。2019年にフィリピンの1ヶ月当たり平均発生数は27.1回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が4回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィリピンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.6 フィリピン(深さ約10km)
2020年08月01日 M6.4 フィリピン(深さ約480km)
2020年03月26日 M6.1 フィリピン(深さ約54km)
2020年02月06日 M6.0 フィリピン(深さ約44km)
2020年04月10日 M5.9 フィリピン(深さ約149km)
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は420回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1927年11月16日にフィリピンでM6.9の地震が約39kmの距離(深さ35km)で起きていた他、1924年04月14日にフィリピンでM8.0の地震が約46kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1924年04月14日に46kmの距離で発生したフィリピン M8.0(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在590予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在1,914予測となっている。

方面別予測において現在、計590予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは155予測、Cクラスは386予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が23予測、Bクラス予測が42予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,914予測中、Aクラスが35予測、Bクラスが205予測、Cクラスが1,674予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが1予測、Bクラスが12予測、Cクラスが41予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、フィリピンの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM6.3の類似14事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM6.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中9例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 14事例中5例
フィリピン 14事例中4例
日本 14事例中3例
中国 14事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが14事例中10例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 14事例中4例
バヌアツ 14事例中3例
ソロモン諸島 14事例中2例
ロイヤリティ諸島 14事例中2例
フィジー 14事例中2例
トンガ 14事例中1例
ケルマデック諸島 14事例中1例
ニュージーランド 14事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは14事例中3例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1986年02月04日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1996年10月19日 M6.9・震度5弱 日向灘
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。