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2020年09月07日茨城県沖でM5.2・震度3、1ヶ月以内の関東M6クラス地震は16事例中7例

茨城県沖で1ヶ月ぶりのM5超え地震M5.2・震度3、2日前のM4.6震源付近


 

気象庁によると2020年09月07日06:34に茨城県沖でM5.2・震度3の地震が発生した。茨城県沖で有感地震が記録されたのは2日ぶり。今年32回目となる有感地震であった。

 

茨城県沖における今回の地震について

2020年09月07日06:34 M5.2・震度3 茨城県沖(深さ約20km)

茨城県沖で有感地震が観測されたのは2020年09月05日のM2.9・震度1以来2日ぶり。今回の震源からは約62km離れた場所で深さは40kmであった。その前は2020年09月05日のM4.6・震度2で、今回の震源から約13km離れた場所で深さは38kmであった。

日本国内でM5を超える規模の地震が記録されたのは09月04日の福井県嶺北M5.0・震度5弱以来3日ぶり。茨城県沖としては08月06日のM5.6・震度3以来1ヶ月ぶりであった。

今回の震源は福島県に近い茨城県の北部沖合で2日前の09月05日に発生していた茨城県沖M4.6・震度2とわずか13km程度とごく近くであったが、M4.6は深さが38kmと今回よりやや深かったとみられる。

福島県沖では09月04日にM5.3・震度2の地震が今回と同程度の深さ17kmで起きたばかりであった。震源の距離は今回と約100km離れていた。

過去には1935年07月19日にM6.9・震度5のM7クラス地震が今回の震源から約6kmとごく近くで発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震16事例のうち、その後1ヶ月以内に茨城県沖を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは16事例中7例であった。

関東地方で最も多く1ヶ月以内のM6クラス以上に繋がっていたのは茨城県沖と千葉県東方沖でそれぞれ16事例中3例であったが、今回の震源に近い福島県沖では16事例中6例と東北地方で最も多数であった。
 

茨城県沖と関東地方の最近の地震活動

茨城県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が137回であるのに対し2019年に茨城県沖における1週間平均値は104回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

茨城県沖を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は543回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては32回目。茨城県沖では2019年に54回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計31回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が14回、M4.0~4.9が13回、M5.0以上が3回となっている。

茨城県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年08月06日 M5.6 震度3 茨城県沖
2020年05月11日 M5.8 震度3 茨城県沖
2020年02月06日 M5.7 震度2 茨城県沖
2019年02月18日 M5.0 震度1 茨城県沖
2018年10月27日 M5.0 震度3 茨城県沖

茨城県沖を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年08月06日の茨城県沖M5.6・震度3が挙げられる。
 

茨城県沖の過去の地震データ

1919年以降、茨城県沖で発生してきた有感地震は4,474回でそのうちM5.0以上であったのが558回。またM6.0以上は82回でM7.0以上の大地震は6回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年03月11日のM7.6・震度6強で深さは43kmであった。

茨城県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年03月11日 M7.6 震度6強 茨城県沖
1924年08月15日 M7.2 震度5 茨城県沖
1923年06月02日 M7.1 震度4 茨城県沖
1938年05月23日 M7.0 震度5 茨城県沖
1982年07月23日 M7.0 震度4 茨城県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1984年03月16日に茨城県沖でM5.3・震度3の地震が約2kmの距離(深さ38km)で起きていた他、1938年12月13日に茨城県沖でM5.6・震度2の地震が約3kmの距離(深さ29km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1935年07月19日に約6kmの距離で発生した茨城県沖M6.9・震度5(深さ30km)であった。
 

関東地方と茨城県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在396予測。また茨城県沖など震源地別予測が現在878予測となっている。

方面別予測において現在、計396予測中、Aクラスは26予測、Bクラスは75予測、Cクラスは295予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が8予測、Cクラス予測が27予測となっている。

また震源地予測では現在、計878予測中、Aクラスが23予測、Bクラスが96予測、Cクラスが759予測となっており、このうち茨城県沖に対してはAクラスが3予測、Bクラスが8予測、Cクラスが18予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、茨城県沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」茨城県沖M5.2の類似16事例以後の発震傾向性

今回の茨城県沖M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた16件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

茨城県沖を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは16事例中7例であった。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 16事例中3例
千葉県東方沖 16事例中3例
茨城県北部 16事例中2例
関東東方沖 16事例中2例
神奈川県西部 16事例中1例
千葉県北東部 16事例中1例
茨城県南部 16事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが16事例中13例、千島海溝では16事例中9例であった。

東北地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 16事例中6例
青森県東方沖 16事例中5例
三陸沖 16事例中5例
岩手県沖 16事例中4例
宮城県沖 16事例中3例
福島県浜通り 16事例中2例
岩手県沿岸北部 16事例中1例

択捉島南東沖 16事例中3例
北海道東方沖 16事例中2例
千島列島 16事例中2例
釧路沖 16事例中1例
根室半島南東沖 16事例中1例
十勝沖 16事例中1例
浦河沖 16事例中1例
 

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※画像は気象庁より。