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2020年09月07日トルクメニスタンに近いイラン北部でM5.1、7日ぶり今年14回目のM5以上地震

トルクメニスタンに近いイラン北部でM5.1、7日ぶり今年14回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月07日06:34にトルクメニスタンとの国境に近いイラン北部でM5.1の地震が発生した。

 

イランにおける今回の地震について

日本時間2020年09月07日06:34 M5.1 イラン(深さ約10km)

イランでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月31日のイラン南部M5.0以来7日ぶりで今年14回目。前回の地震は今回の震源から約875km離れた位置であった。その前は2020年08月09日のイラン西部M5.0で、今回の震源から約1,083km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源周辺では1970年07月30日に約93kmの距離でトルクメニスタンM6.7、1953年02月には169kmの距離でイランM6.6とM7クラス地震も記録されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内にイランを含む中東でM7クラス以上の地震が起きていたのは26事例中3例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の26事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは26事例中5例であった。
 

イランの最近の地震活動

イランにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が4回。2019年にイランの1ヶ月当たり平均発生数は8.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

イランでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にイランで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月07日 M5.9 イラン(深さ約20km)
2019年01月06日 M5.6 イラン(深さ約14km)
2019年07月08日 M5.6 イラン(深さ約19km)
2019年10月21日 M5.5 イラン(深さ約9km)
※海外時間(UTC)

イランでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にイランで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月09日 M5.7 イラン(深さ約10km)
2020年01月02日 M5.5 イラン(深さ約10km)
2020年06月09日 M5.4 イラン(深さ約10km)
2020年01月27日 M5.3 イラン(深さ約10km)
2020年03月27日 M5.3 イラン(深さ約10km)
 

イランの過去の地震データ

1901年以降、イランで発生してきたM6.0以上の地震は81回でそのうちM7.0以上であったのが10回。20世紀以降、過去最大だったのは2013年04月16日のM7.7で深さは約80kmであった。

イランで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2013年04月16日 M7.7 イラン(深さ約80km)
1978年09月16日 M7.4 イラン(深さ約33km)
1990年06月20日 M7.4 イラン(深さ約19km)
1909年01月23日 M7.3 イラン(深さ約15km)
1997年05月10日 M7.3 イラン(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1970年07月30日にトルクメニスタンでM6.7の地震が約93kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1953年02月12日にイランでM6.6の地震が約169kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1970年07月30日に93kmの距離で発生したトルクメニスタン M6.7(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中東とイランにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中東など方面別予測が現在598予測。またイランなど震源地別予測が現在1,949予測となっている。

方面別予測において現在、計598予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは157予測、Cクラスは391予測。このうち中東に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が49予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,949予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが206予測、Cクラスが1,706予測となっており、このうちイランに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが21予測となっている。

通常時との比較では中東の現在の危険度は100%以下、イランの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イランM5.1の類似26事例以降の発震傾向性

今回のイランM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

イランを含む中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中3例であった。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アフガニスタン 26事例中2例
イラン 26事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中17例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 26事例中11例
日本 26事例中5例
フィリピン 26事例中4例
中国 26事例中1例
グアム 26事例中1例
パキスタン 26事例中1例

また、今回のイランにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは26事例中5例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1992年10月30日 M6.7・震度2 鳥島近海
1993年08月07日 M6.3・震度2 沖縄本島北西沖
2005年12月02日 M6.6・震度3 宮城県沖
2010年03月14日 M6.7・震度5弱 福島県沖
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。