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2020年09月07日福島県の南部沖合でM4.0・震度2、茨城県の北部沖合でも同日M5クラス地震が2回

福島県の南部沖合でM4.0・震度2、茨城県の北部沖合でも同日M5クラス地震が2回


 

気象庁によると2020年09月07日22:33に福島県沖でM4.0・震度2の地震が発生した。福島県沖で有感地震が記録されたのは4日ぶり。今年42回目となる有感地震であった。

 

福島県沖における今回の地震について

2020年09月07日22:33 M4.0・震度2 福島県沖(深さ約50km)

福島県沖で有感地震が観測されたのは2020年09月04日のM5.3・震度2以来4日ぶり。今回の震源からは約134km離れた場所で深さは17kmであった。その前は2020年08月27日のM4.3・震度1で、今回の震源から約65km離れた場所で深さは56kmであった。

今回の震源は茨城県に近い福島県の南部沿岸近くで、周辺では同様の浅い震源で06:34に茨城県沖M5.2・震度3(深さ約20km)と12:30に茨城県沖M4.5・震度1が起きたばかりであった。

茨城県沖の2回の地震はいずれも同位置で福島県寄りの茨城県北部沖合であり、今回の震源からは約50km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内に福島県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは39事例中12例であった。

最も多く1ヶ月以内のM6クラス以上に繋がっていたのは三陸沖で39事例中7例であった。関東と東北では岩手県沖、茨城県沖、千葉県東方沖がそれぞれ39事例中5例ずつで続いていた。
 

福島県沖と東北地方の最近の地震活動

福島県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が312回であるのに対し2019年に福島県沖における1週間平均値は175回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

福島県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は1,024回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては42回目。福島県沖では2019年に64回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は6回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計41回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が19回、M4.0~4.9が18回、M5.0以上が4回となっている。

福島県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月04日 M5.3 震度2 福島県沖
2020年06月03日 M5.0 震度1 福島県沖
2020年05月19日 M5.4 震度4 福島県沖
2020年02月12日 M5.4 震度4 福島県沖
2019年12月11日 M5.3 震度3 福島県沖

福島県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月04日の福島県沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

福島県沖の過去の地震データ

1919年以降、福島県沖で発生してきた有感地震は4,248回でそのうちM5.0以上であったのが719回。またM6.0以上は109回でM7.0以上の大地震は6回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1938年11月05日のM7.5・震度5(福島県東方沖地震)で深さは43kmであった。

福島県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1938年11月05日 M7.5 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
1938年11月06日 M7.4 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2016年11月22日 M7.4 震度5弱 福島県沖
1938年11月05日 M7.3 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2013年10月26日 M7.1 震度4 福島県沖

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2011年06月04日に福島県沖でM5.5・震度5弱の地震が約1kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1939年03月09日に福島県沖でM5.2・震度2の地震が約3kmの距離(深さ52km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2011年07月31日に約9kmの距離で発生した福島県沖M6.5・震度5強(深さ57km)であった。
 

東北地方と福島県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在413予測。また福島県沖など震源地別予測が現在985予測となっている。

方面別予測において現在、計413予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは76予測、Cクラスは309予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が9予測、Bクラス予測が23予測、Cクラス予測が9予測となっている。

また震源地予測では現在、計985予測中、Aクラスが24予測、Bクラスが103予測、Cクラスが858予測となっており、このうち福島県沖に対してはAクラスが6予測、Bクラスが9予測、Cクラスが23予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、福島県沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福島県沖M4.0の類似39事例以後の発震傾向性

今回の福島県沖M4.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

福島県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中12例であった。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

三陸沖 39事例中7例
岩手県沖 39事例中5例
福島県沖 39事例中4例
宮城県沖 39事例中2例
青森県東方沖 39事例中2例
岩手県内陸南部 39事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが39事例中11例、千島海溝では39事例中14例であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 39事例中5例
千葉県東方沖 39事例中5例
茨城県南部 39事例中1例
千葉県北東部 39事例中1例
茨城県北部 39事例中1例
栃木県北部 39事例中1例

択捉島南東沖 39事例中5例
千島列島 39事例中3例
根室半島南東沖 39事例中3例
北海道東方沖 39事例中3例
十勝沖 39事例中1例
浦河沖 39事例中1例
釧路沖 39事例中1例
千島列島南東沖 39事例中1例
千島列島東方 39事例中1例
 

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※画像は気象庁より。