• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年09月08日南太平洋のイースター島でM5.6、1ヶ月前から地震続く震源域で2回目のM6クラス

南太平洋のイースター島でM5.6、1ヶ月前から地震続く震源域で2回目のM6クラス


 

USGSによると日本時間2020年09月08日02:40に南太平洋のイースター島でM5.6の地震が発生した。約1ヶ月前からM5クラス地震が多数発生している周辺であった。

 

イースター島における今回の地震について

日本時間2020年09月08日02:40 M5.6 イースター島(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月07日にバヌアツで発生したM5.7以来で、2020年としては273回目となる(発生日時は日本時間)。

イースター島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月15日のM5.8以来23日ぶりで今年4回目。前回の地震は今回の震源から約165km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年05月14日のM5.7で、今回の震源から約1,429km離れていた。

今回の震源周辺では約1ヶ月前からM5クラス地震が多数発生しており、今回が11回目となる。最大だったのは08月15日のM5.8で、M6クラス地震としては今回が2回目。これまでの11回のうち、M5を超える規模の地震が6回と多い。

ただし、一連の地震の大半がほぼ同位置で発生していたのに対し今回の震源はやや南側に離れた場所であり、M5.8の震源とは約160km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震21事例のうち、その後1ヶ月以内にイースター島を含む南太平洋でM7クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の21事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは21事例中7例であった。
 

イースター島の最近の地震活動

イースター島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が8回。2019年にイースター島の1ヶ月当たり平均発生数は2.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

2019年にイースター島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月27日 M5.9 イースター島(深さ約10km)
2019年09月09日 M5.5 イースター島(深さ約20km)
※海外時間(UTC)

2020年にイースター島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月15日 M5.8 イースター島(深さ約10km)
2020年05月14日 M5.7 イースター島(深さ約10km)
2020年01月22日 M5.5 イースター島(深さ約10km)
2020年08月06日 M5.4 イースター島(深さ約10km)
2020年08月27日 M5.3 イースター島(深さ約10km)
 

イースター島の過去の地震データ

1901年以降、イースター島で発生してきたM6.0以上の地震は58回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1925年12月19日のM6.9で深さは約10kmであった。

イースター島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1925年12月19日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1996年09月05日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1987年07月06日 M6.7 イースター島(深さ約10km)
2004年11月28日 M6.6 イースター島(深さ約10km)
1932年11月02日 M6.5 イースター島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

南太平洋とイースター島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は南太平洋など方面別予測が現在598予測。またイースター島など震源地別予測が現在1,949予測となっている。

方面別予測において現在、計598予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは157予測、Cクラスは391予測。このうち南太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が18予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,949予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが206予測、Cクラスが1,706予測となっており、このうちイースター島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが10予測となっている。

通常時との比較では南太平洋の現在の危険度は100%以下、イースター島の危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イースター島M5.6の類似21事例以降の発震傾向性

今回のイースター島M5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた21件の事例について、イースター島を含む南太平洋でその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかった。

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが21事例中8例、大洋州では21事例中10例であった。

中南米及び大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

パナマ 21事例中2例
ペルー 21事例中1例
チリ 21事例中1例
メキシコ 21事例中1例
アルゼンチン 21事例中1例
ニカラグア 21事例中1例
ボリビア 21事例中1例
コロンビア 21事例中1例

パプアニューギニア 21事例中3例
ケルマデック諸島 21事例中3例
バヌアツ 21事例中2例
フィジー 21事例中2例
ロイヤリティ諸島 21事例中1例
トンガ 21事例中1例
サンタクルーズ諸島 21事例中1例
ニュージーランド 21事例中1例

また、今回のイースター島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは21事例中7例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1981年01月19日 M7.0・震度4 三陸沖
1984年04月24日 M6.3・震度2 オホーツク海南部
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
2000年08月06日 M7.2・震度4 小笠原諸島西方沖
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。