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2020年09月08日大洋州のサモアでM5.4、1981年M8クラス地震の震源付近

大洋州のサモアでM5.4、1981年M8クラス地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年09月08日17:28に大洋州のサモアでM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月25日にトンガでM5.6の地震が今回の震源からは約141km離れた場所で起きていた。

 

サモアにおける今回の地震について

日本時間2020年09月08日17:28 M5.4 サモア(深さ約10km)

今回の震源から距離300km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年08月24日のM5.6以来15日ぶり。今回の震源から約141km離れた位置であった。

その前は2020年08月03日のM5.2で、今回の震源から約241km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では過去、1981年09月01日にM7.7のM8クラス地震が約26kmの距離で起きた記録があり、深さも約10kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にサモアを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中26例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中10例であった。

それ以外で目立っていたのはロシア方面で、千島列島では50事例中8例、カムチャッカ半島でも50事例中3例のM7クラス以上地震が1ヶ月以内に起きていた。
 

今回の震源から300km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離300km以内では2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月12日 M6.0 トンガ(深さ約15km)
2019年12月06日 M6.0 トンガ(深さ約10km)
2019年10月22日 M5.9 トンガ(深さ約29km)
2019年11月08日 M5.8 トンガ(深さ約43km)
2019年12月06日 M5.8 トンガ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離300km以内では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年07月18日 M6.1 サモア(深さ約14km)
2020年03月17日 M6.0 サモア(深さ約10km)
2020年05月15日 M5.8 サモア(深さ約16km)
2020年06月17日 M5.6 トンガ(深さ約279km)
2020年08月24日 M5.6 トンガ(深さ約8km)
 

今回の震源から300km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離300km以内で発生してきたM6.0以上の地震は222回でそのうちM7.0以上であったのが12回。20世紀以降最大だったのは1919年04月30日のトンガM8.1で深さは約25kmであった。

今回の震源から300km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1919年04月30日 M8.1 トンガ(深さ約25km)
2009年09月29日 M8.1 サモア(深さ約18km)
1917年06月26日 M8.0 サモア(深さ約15km)
1975年12月26日 M7.8 サモア(深さ約33km)
1981年09月01日 M7.7 サモア(深さ約25km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1990年01月04日にサモアでM6.5の地震が約21kmの距離(深さ54km)で起きていた他、1996年08月05日にトンガでM6.7の地震が約24kmの距離(深さ41km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とサモアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在622予測。またサモアなど震源地別予測が現在2,065予測となっている。

方面別予測において現在、計622予測中、Aクラスは51予測、Bクラスは162予測、Cクラスは409予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が18予測、Bクラス予測が49予測、Cクラス予測が1予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,065予測中、Aクラスが38予測、Bクラスが210予測、Cクラスが1,817予測となっており、このうちサモアに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが12予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、サモアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」サモアM5.4の類似50事例以降の発震傾向性

今回のサモアM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

サモアを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中26例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 50事例中8例
ケルマデック諸島 50事例中5例
フィジー 50事例中4例
バヌアツ 50事例中4例
ソロモン諸島 50事例中3例
トンガ 50事例中2例
サンタクルーズ諸島 50事例中2例
サモア 50事例中1例
マッコーリー島 50事例中1例
オーストラリア南方 50事例中1例

それ以外ではロシアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中11例であった。

ロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

千島列島 50事例中8例
カムチャッカ半島 50事例中3例
サハリン 50事例中1例

また、今回のサモアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中10例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1952年10月27日 M6.5・震度3 三陸沖
1956年09月30日 M6.3・震度4 千葉県北西部
1960年07月30日 M6.7・震度4 岩手県沖
1970年12月07日 M6.1・震度3 十勝沖
1972年12月04日 M7.2・震度6 八丈島東方沖(1972年12月04日八丈島東方沖地震)
1974年05月09日 M6.9・震度5 駿河湾(1974年伊豆半島沖地震)
1978年01月14日 M7.0・震度5 伊豆大島近海(1978年伊豆大島近海の地震)
1984年08月07日 M7.1・震度4 日向灘
1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。