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2020年09月09日インドネシア・フィリピン間のセレベス海付近でM5.3、2日前のM6.3から200km南側

インドネシア・フィリピン間のセレベス海付近でM5.3、2日前のM6.3から200km南側


 

USGSによると日本時間2020年09月09日12:41にインドネシアとフィリピンに挟まれるセレベス海付近ででM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年05月30日にインドネシアでM5.5の地震が今回の震源からは約19km離れた場所で起きていた。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年09月09日12:41 M5.3 インドネシア(深さ約35km)

インドネシアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月08日のM5.9以来1日ぶりで今年104回目。前回の地震は今回の震源から約882km離れた位置であった。その前は2020年09月06日のM5.2で、今回の震源から約1,653km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離50km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年05月30日にインドネシアでM5.5の地震が今回の震源からは約19km離れた場所で起きていた。

フィリピン側では日本時間09月07日にM6.3の地震が今回の震源から約200km北側のミンダナオ島南部で発生したばかりであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中31例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中8例であった。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が50回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.7 インドネシア(深さ約529km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2016年01月11日にフィリピンでM6.5の地震が約28kmの距離(深さ13km)で起きていた他、1936年04月01日にインドネシアでM6.6の地震が約30kmの距離(深さ35km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1936年04月01日に42kmの距離で発生したインドネシア M7.8(深さ35km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在616予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在2,056予測となっている。

方面別予測において現在、計616予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは160予測、Cクラスは407予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が24予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,056予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが207予測、Cクラスが1,813予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが20予測、Bクラスが38予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.3の類似50事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中31例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 50事例中19例
日本 50事例中8例
フィリピン 50事例中7例
台湾 50事例中3例
中国 50事例中2例
ミャンマー 50事例中1例
インド 50事例中1例
グアム 50事例中1例
セレベス海 50事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中29例、北太平洋では50事例中9例であった。

大洋州及び北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

フィジー 50事例中7例
パプアニューギニア 50事例中6例
バヌアツ 50事例中6例
ソロモン諸島 50事例中5例
ケルマデック諸島 50事例中5例
サンタクルーズ諸島 50事例中5例
ニュージーランド 50事例中3例
トンガ 50事例中2例
ロイヤリティ諸島 50事例中1例
サモア 50事例中1例

アリューシャン列島 50事例中6例
ハワイ 50事例中2例
北東太平洋付近 50事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中8例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1981年01月19日 M7.0・震度4 三陸沖
1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
1993年08月07日 M6.3・震度2 沖縄本島北西沖
1996年12月22日 M6.4・震度2 北海道南西沖
2000年03月28日 M7.9・震度3 硫黄島近海
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。