• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年09月11日南米チリ北部でM6.3、チリでは今月5回目のM6以上地震

南米チリ北部でM6.3、チリでは今月5回目のM6以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月11日16:35にチリ北部でM6.3の地震が発生した。チリでは今回の震源から約600km南側で09月01日にM6.8の地震が起きていた。

 

チリにおける今回の地震について

日本時間2020年09月11日16:35 M6.3 チリ(深さ約40km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月07日にバヌアツで発生したM6.2以来4日ぶりで、2020年としては89回目となる(発生日時は日本時間)。

チリでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月06日のM6.3以来5日ぶりで今年14回目。前回の地震は今回の震源から約827km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年09月01日のM6.5で、今回の震源から約612km離れていた。

09月01日のM6.5のごく近くでは直前にM6.8の地震も発生しており、付近では現在までにM5クラス以上の地震が26回と多発している。これらを含めチリで今月M6を超える規模の地震が起きたのは今回が5回目。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震29事例のうち、その後1ヶ月以内にチリを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは29事例中15例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の29事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは29事例中4例であった。
 

チリの最近の地震活動

チリにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が31回。2019年にチリの1ヶ月当たり平均発生数は16.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

チリでは2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にチリで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月01日 M6.8 チリ(深さ約25km)
2019年01月20日 M6.7 チリ(深さ約63km)
2019年09月29日 M6.7 チリ(深さ約11km)
2019年06月14日 M6.4 チリ(深さ約11km)
2019年11月04日 M6.1 チリ(深さ約53km)
※海外時間(UTC)

チリでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にチリで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.8 チリ(深さ約97km)
2020年09月01日 M6.8 チリ(深さ約23km)
2020年09月01日 M6.5 チリ(深さ約14km)
2020年09月01日 M6.3 チリ(深さ約17km)
2020年09月06日 M6.3 チリ(深さ約31km)
 

チリの過去の地震データ

1901年以降、チリで発生してきたM6.0以上の地震は438回でそのうちM7.0以上であったのが64回。20世紀以降、過去最大だったのは1960年05月22日のM9.5で深さは約25kmであった。

チリで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1960年05月22日 M9.5 チリ(深さ約25km)
2010年02月27日 M8.8 チリ(深さ約23km)
1922年11月11日 M8.5 チリ(深さ約70km)
2015年09月16日 M8.3 チリ(深さ約22km)
1906年08月17日 M8.2 チリ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1967年12月21日にチリでM7.3の地震が約44kmの距離(深さ45km)で起きていた他、1988年02月22日にチリでM6.7の地震が約52kmの距離(深さ70km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2014年04月01日に185kmの距離で発生したチリ M8.2(深さ25km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とチリにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在589予測。またチリなど震源地別予測が現在2,034予測となっている。

方面別予測において現在、計589予測中、Aクラスは38予測、Bクラスは137予測、Cクラスは414予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が7予測、Bクラス予測が38予測、Cクラス予測が17予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,034予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが211予測、Cクラスが1,782予測となっており、このうちチリに対してはAクラスが1予測、Bクラスが7予測、Cクラスが42予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、チリの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」チリM6.3の類似29事例以降の発震傾向性

今回のチリM6.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた29件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

チリを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは29事例中15例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 29事例中7例
ペルー 29事例中4例
ニカラグア 29事例中2例
コロンビア 29事例中2例
メキシコ 29事例中2例
コスタリカ 29事例中1例
アルゼンチン 29事例中1例
ボリビア 29事例中1例
ウィンドワード諸島 29事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが29事例中4例、大洋州では29事例中18例であった。

北米及び大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

カナダ 29事例中2例
米国 29事例中1例
アラスカ 29事例中1例

フィジー 29事例中8例
ソロモン諸島 29事例中6例
パプアニューギニア 29事例中6例
トンガ 29事例中3例
ケルマデック諸島 29事例中2例
サモア 29事例中1例
ニュージーランド 29事例中1例

また、今回のチリにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは29事例中4例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1951年06月06日 M6.5・震度3 種子島南東沖
1962年06月23日 M6.0・震度3 沖縄本島近海
1970年12月07日 M6.1・震度3 十勝沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。