• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年09月12日大洋州のフィジーでM5.6、2018年M8.2巨大地震の震源付近

大洋州のフィジーでM5.6、2018年M8.2巨大地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年09月12日11:37にフィジーでM5.6の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月17日にフィジーでM5.0の地震が今回の震源からは約44km離れた場所で起きていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年09月12日11:37 M5.6 フィジー(深さ約557km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月11日にチリで発生したM6.3以来1日ぶりで、2020年としては277回目となる(発生日時は日本時間)。

フィジーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年07月21日のM6.0以来52日ぶりで今年9回目。前回の地震は今回の震源から約272km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年06月19日のM5.7で、今回の震源から約104km離れていた。

今回の震源付近では2018年08月19日に約23kmとごく近い距離でフィジー最大のM8.2が起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震35事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは35事例中17例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の35事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは35事例中6例であった。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が17回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年06月10日 M5.9 フィジー(深さ約548km)
2020年06月06日 M5.8 フィジー(深さ約10km)
2020年01月31日 M5.7 フィジー(深さ約576km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は394回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1984年11月22日にフィジーでM6.5の地震が約9kmの距離(深さ646km)で起きていた他、2018年08月19日にフィジーでM8.2の地震が約23kmの距離(深さ600km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2018年08月19日に23kmの距離で発生したフィジー M8.2(深さ600km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在601予測。またフィジーなど震源地別予測が現在2,087予測となっている。

方面別予測において現在、計601予測中、Aクラスは39予測、Bクラスは139予測、Cクラスは423予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が14予測、Bクラス予測が49予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,087予測中、Aクラスが42予測、Bクラスが215予測、Cクラスが1,830予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが1予測、Bクラスが19予測、Cクラスが38予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM5.6の類似35事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた35件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは35事例中17例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 35事例中5例
トンガ 35事例中4例
バヌアツ 35事例中4例
フィジー 35事例中2例
ニュージーランド 35事例中2例
ケルマデック諸島 35事例中2例
オーストラリア 35事例中1例
サンタクルーズ諸島 35事例中1例
ロイヤリティ諸島 35事例中1例
サモア 35事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが35事例中23例、南太平洋では35事例中1例であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 35事例中10例
フィリピン 35事例中7例
日本 35事例中6例
台湾 35事例中4例
中国 35事例中3例
マリアナ諸島 35事例中2例
ラオス 35事例中1例

南太平洋 35事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは35事例中6例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1968年10月08日 M7.3・震度3 小笠原諸島西方沖
1981年01月19日 M7.0・震度4 三陸沖
1983年05月26日 M7.7・震度5 秋田県沖(昭和58年(1983年)日本海中部地震)
1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
1986年02月04日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。