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2020年09月12日根室半島南東沖でM3.6・震度1、1973年M7.4大地震の震源付近

根室半島南東沖でM3.6・震度1、1973年M7.4大地震の震源付近


 

気象庁によると2020年09月12日14:47に根室半島南東沖でM3.6・震度1の地震が発生した。根室半島南東沖で有感地震が記録されたのは10日ぶり。今年14回目となる有感地震であった。

 

根室半島南東沖における今回の地震について

2020年09月12日14:47 M3.6・震度1 根室半島南東沖(深さ約50km)

根室半島南東沖で有感地震が観測されたのは2020年09月02日のM4.8・震度3以来10日ぶり。今回の震源からは約6km離れた場所で深さは44kmであった。その前は2020年06月30日のM3.7・震度2で、今回の震源から約24km離れた場所で深さは49kmであった。

今回の震源付近では1973年06月17日に約19kmの距離で根室半島南東沖M7.4・震度5の地震が深さ44kmで起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に根室半島南東沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは18事例中10例であった。
 

根室半島南東沖と千島海溝の最近の地震活動

根室半島南東沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が22回であるのに対し2019年に根室半島南東沖における1週間平均値は12回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

根室半島南東沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は115回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては14回目。根室半島南東沖では2019年に22回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計13回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が6回、M4.0~4.9が6回、M5.0以上が1回となっている。

根室半島南東沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年01月28日 M5.5 震度4 根室半島南東沖
2019年05月05日 M5.3 震度4 根室半島南東沖
2019年03月02日 M6.2 震度4 根室半島南東沖
2018年04月24日 M5.4 震度4 根室半島南東沖
2018年04月14日 M5.4 震度5弱 根室半島南東沖

根室半島南東沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

根室半島南東沖の過去の地震データ

1919年以降、根室半島南東沖で発生してきた有感地震は917回でそのうちM5.0以上であったのが192回。またM6.0以上は27回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1973年06月17日のM7.4・震度5(1973年根室半島沖地震)で深さは44kmであった。

根室半島南東沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1973年06月17日 M7.4 震度5 根室半島南東沖(1973年根室半島沖地震)
1973年06月24日 M7.1 震度5 根室半島南東沖
2000年01月28日 M7.0 震度4 根室半島南東沖
1925年01月28日 M6.9 震度1 根室半島南東沖
1935年09月11日 M6.9 震度4 根室半島南東沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1952年10月17日に根室半島南東沖でM5.1・震度1の地震が約2kmの距離(深さ40km)で起きていた他、1961年01月23日に根室半島南東沖でM5.9・震度3の地震が約3kmの距離(深さ50km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1973年06月17日に約19kmの距離で発生した根室半島南東沖M7.4・震度5(深さ44km)であった。
 

千島海溝と根室半島南東沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在353予測。また根室半島南東沖など震源地別予測が現在927予測となっている。

方面別予測において現在、計353予測中、Aクラスは19予測、Bクラスは61予測、Cクラスは273予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が17予測、Cクラス予測が12予測となっている。

また震源地予測では現在、計927予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが132予測、Cクラスが765予測となっており、このうち根室半島南東沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが3予測、Cクラスが10予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、根室半島南東沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」根室半島南東沖M3.6の類似18事例以後の発震傾向性

今回の根室半島南東沖M3.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

根室半島南東沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中10例であった。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

釧路沖 18事例中5例
北海道東方沖 18事例中4例
根室半島南東沖 18事例中2例
千島列島 18事例中2例
択捉島南東沖 18事例中2例
十勝沖 18事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中1例、東北地方では18事例中5例であった。

北海道地方及び東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

釧路地方中南部 18事例中1例

三陸沖 18事例中2例
福島県浜通り 18事例中1例
青森県東方沖 18事例中1例
宮城県沖 18事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。