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2020年09月12日バヌアツ10日前と同じ位置でM5.2、1965年M8クラス地震の震源付近

バヌアツ10日前と同じ位置でM5.2、1965年M8クラス地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年09月12日15:47に大洋州のバヌアツでM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月02日にバヌアツでM5.1の地震が今回の震源からは約4km離れた場所で起きていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年09月12日15:47 M5.2 バヌアツ(深さ約135km)

バヌアツでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月07日のM5.7以来5日ぶりで今年41回目。前回の地震は今回の震源から約242km離れた位置であった。

その前は2020年09月07日のM6.2で、今回の震源から約237km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離50km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年09月02日にバヌアツでM5.1の地震が今回の震源からは約4km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近では1965年05月20日に約7kmの距離でM7.7のM8クラス地震が記録されており、深さも約120kmと今回と同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中34例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中8例であった。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が16回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや多いと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年09月06日 M6.2 バヌアツ(深さ約8km)
2020年09月07日 M6.2 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は453回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1969年01月19日にバヌアツでM7.1の地震が約3kmの距離(深さ113km)で起きていた他、1965年05月20日にバヌアツでM7.7の地震が約7kmの距離(深さ120km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1965年05月20日に7kmの距離で発生したバヌアツ M7.7(深さ120km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在627予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在2,215予測となっている。

方面別予測において現在、計627予測中、Aクラスは41予測、Bクラスは141予測、Cクラスは445予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が15予測、Bクラス予測が50予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,215予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが219予測、Cクラスが1,952予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが2予測、Bクラスが18予測、Cクラスが41予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、バヌアツの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM5.2の類似50事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中34例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 50事例中13例
バヌアツ 50事例中8例
フィジー 50事例中7例
ケルマデック諸島 50事例中5例
ニュージーランド 50事例中4例
サンタクルーズ諸島 50事例中4例
サモア 50事例中3例
ソロモン諸島 50事例中3例
ロイヤリティ諸島 50事例中3例
オーストラリア南方 50事例中2例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中8例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年03月06日 M7.6・震度4 鳥島近海
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1987年01月09日 M6.6・震度5 岩手県沿岸北部
1992年07月18日 M6.9・震度3 三陸沖
1998年08月20日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2004年05月30日 M6.7・震度1 関東東方沖
2004年11月29日 M7.1・震度5強 釧路沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。