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2020年09月12日バヌアツでM5.9、2時間前のM5.2から200km南側でM6クラス地震

バヌアツでM5.9、2時間前のM5.2から200km南側でM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年09月12日17:34にバヌアツでM5.9の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月07日にバヌアツでM5.7の地震が今回の震源からは約87km離れた場所で起きていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年09月12日17:34 M5.9 バヌアツ(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月12日に日本で発生したM6.1以来で、2020年としては279回目となる(発生日時は日本時間)。

バヌアツでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月07日のM5.7以来5日ぶりで今年13回目。前回の地震は今回の震源から約87km離れた位置であった。

その前は海外時間(UTC)2020年09月07日のM6.2で、今回の震源から約89km離れていた。

バヌアツでは今回の地震に先立つ約2時間前、日本時間15:47にもM5.2の地震が今回の震源から約220km北側でM5.2の地震が起きたばかりであったが、深さが約135kmと今回より深かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震36事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは36事例中16例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の36事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは36事例中10例であった。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が16回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや多いと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年09月06日 M6.2 バヌアツ(深さ約8km)
2020年09月07日 M6.2 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は453回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1981年07月15日にバヌアツでM7.0の地震が約10kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1985年07月03日にバヌアツでM6.5の地震が約15kmの距離(深さ29km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1999年11月26日に94kmの距離で発生したバヌアツ M7.5(深さ33km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在627予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在2,215予測となっている。

方面別予測において現在、計627予測中、Aクラスは41予測、Bクラスは141予測、Cクラスは445予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が15予測、Bクラス予測が50予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,215予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが219予測、Cクラスが1,952予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが2予測、Bクラスが18予測、Cクラスが41予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、バヌアツの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM5.9の類似36事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM5.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた36件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは36事例中16例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ケルマデック諸島 36事例中7例
パプアニューギニア 36事例中6例
バヌアツ 36事例中4例
フィジー 36事例中3例
トンガ 36事例中1例
オーストラリア 36事例中1例
ソロモン諸島 36事例中1例
マッコーリー島 36事例中1例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは36事例中10例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1962年04月12日 M6.8・震度4 三陸沖
1965年09月18日 M6.6・震度4 茨城県沖
1968年09月21日 M6.8・震度5 浦河沖
1973年06月17日 M7.4・震度5 根室半島南東沖(1973年根室半島沖地震)
1987年01月09日 M6.6・震度5 岩手県沿岸北部
1987年04月07日 M6.6・震度5 福島県沖
1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。