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2020年09月13日埼玉県南部で1年3ヶ月ぶりM3.2・震度1、関東M6クラス地震への繋がり多い位置

埼玉県南部で1年3ヶ月ぶりM3.2・震度1、関東M6クラス地震への繋がり多い位置


 

気象庁によると2020年09月13日20:32に埼玉県南部でM3.2・震度1の地震が発生した。埼玉県南部で有感地震が記録されたのは444日ぶり。今年1回目となる有感地震であった。

 

埼玉県南部における今回の地震について

2020年09月13日20:32 M3.2・震度1 埼玉県南部(深さ約60km)

埼玉県南部で有感地震が観測されたのは2019年06月27日のM3.4・震度2以来444日ぶり。今回の震源からは約9km離れた場所で深さは52kmであった。その前は2019年05月24日のM4.1・震度3で、今回の震源から約32km離れた場所で深さは106kmであった。

今回の震源から西側には綾瀬川断層が南北に走っており、30年以内にM7.0程度の地震が不明あるいはほぼ0%の確率で予測されている。

また今回の震源付近では距離10km以内とごく近くで1928年にM5.9・震度4、2015年にM5.5・震度5弱といったM6クラス地震も発生してきた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内に埼玉県南部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは26事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは26事例中9例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、中部地方における繋がりは26事例中4例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

埼玉県南部と関東地方の最近の地震活動

埼玉県南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に埼玉県南部における1週間平均値は6回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

埼玉県南部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は622回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。埼玉県南部では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計0回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

埼玉県南部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2012年03月16日 M5.3 震度3 埼玉県南部
1988年09月29日 M5.1 震度4 埼玉県南部
1980年09月24日 M5.4 震度4 埼玉県南部
1965年01月27日 M5.4 震度4 埼玉県南部
1963年08月18日 M5.1 震度3 埼玉県南部

埼玉県南部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

埼玉県南部の過去の地震データ

1919年以降、埼玉県南部で発生してきた有感地震は294回でそのうちM5.0以上は11回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1928年02月12日のM5.9・震度4で深さは70kmであった。

埼玉県南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1928年02月12日 M5.9 震度4 埼玉県南部
1962年02月06日 M5.7 震度4 埼玉県南部
1928年10月05日 M5.5 震度3 埼玉県南部
1965年01月27日 M5.4 震度4 埼玉県南部
1980年09月24日 M5.4 震度4 埼玉県南部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1928年02月12日に埼玉県南部でM5.9・震度4の地震が約4kmの距離(深さ70km)で起きていた他、2015年05月25日に埼玉県北部でM5.5・震度5弱の地震が約8kmの距離(深さ56km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1928年02月12日に約4kmの距離で発生した埼玉県南部M5.9・震度4(深さ70km)であった。
 

関東地方と埼玉県南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在359予測。また埼玉県南部など震源地別予測が現在975予測となっている。

方面別予測において現在、計359予測中、Aクラスは19予測、Bクラスは59予測、Cクラスは281予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が4予測、Cクラス予測が25予測となっている。

また震源地予測では現在、計975予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが128予測、Cクラスが817予測となっており、このうち埼玉県南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、埼玉県南部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」埼玉県南部M3.2の類似26事例以後の発震傾向性

今回の埼玉県南部M3.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

埼玉県南部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは多いと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 26事例中6例
千葉県東方沖 26事例中4例
千葉県南部 26事例中2例
関東東方沖 26事例中2例
埼玉県北部 26事例中1例
相模湾 26事例中1例
千葉県北西部 26事例中1例
千葉県北東部 26事例中1例
茨城県南部 26事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中9例、中部地方では26事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは26事例中9例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、中部地方における繋がりは26事例中4例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

東北地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 26事例中6例
青森県東方沖 26事例中3例
三陸沖 26事例中3例
岩手県沖 26事例中2例
宮城県沖 26事例中1例
福島県浜通り 26事例中1例
福島県中通り 26事例中1例

静岡県東部 26事例中1例
静岡県伊豆地方 26事例中1例
長野県北部 26事例中1例
駿河湾 26事例中1例
 

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※画像は気象庁より。