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2020年09月13日パプアニューギニアでM5.1、1906年M8.0地震の震源付近

パプアニューギニアでM5.1、1906年M8.0地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年09月13日19:28にパプアニューギニアでM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年02月08日にパプアニューギニアでM5.3の地震が今回の震源からは約48km離れた場所で起きていた。

 

パプアニューギニアにおける今回の地震について

日本時間2020年09月13日19:28 M5.1 パプアニューギニア(深さ約56km)

パプアニューギニアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月09日のM5.4以来4日ぶりで今年60回目。前回の地震は今回の震源から約819km離れた位置であった。その前は2020年09月06日のM5.2で、今回の震源から約627km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年02月08日にパプアニューギニアでM5.3の地震が今回の震源からは約48km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近では1906年に約34kmの距離でM8.0の地震が記録されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にパプアニューギニアを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中34例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは50事例中23例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中7例であった。これは通常時の1に対し0.6でやや少ないと言える。
 

パプアニューギニアの最近の地震活動

パプアニューギニアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が23回。2019年にパプアニューギニアの1ヶ月当たり平均発生数は30.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

パプアニューギニアでは2019年にM6.0以上の地震が9回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にパプアニューギニアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月14日 M7.6 パプアニューギニア(深さ約10km)
2019年05月06日 M7.1 パプアニューギニア(深さ約146km)
2019年02月17日 M6.4 パプアニューギニア(深さ約368km)
2019年07月15日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約42km)
2019年01月17日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

パプアニューギニアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が8回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にパプアニューギニアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月17日 M7.0 パプアニューギニア(深さ約80km)
2020年04月25日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約17km)
2020年02月09日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約31km)
2020年08月25日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約22km)
2020年05月07日 M6.1 パプアニューギニア(深さ約466km)
 

パプアニューギニアの過去の地震データ

1901年以降、パプアニューギニアで発生してきたM6.0以上の地震は807回でそのうちM7.0以上であったのが82回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年07月26日のM8.1で深さは約40kmであった。

パプアニューギニアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年07月26日 M8.1 パプアニューギニア(深さ約40km)
1906年09月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約35km)
1971年07月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約40km)
2000年11月16日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約33km)
1916年01月01日 M7.9 パプアニューギニア(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2007年11月22日にパプアニューギニアでM6.8の地震が約27kmの距離(深さ53km)で起きていた他、1906年09月14日にパプアニューギニアでM8.0の地震が約34kmの距離(深さ35km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1906年09月14日に34kmの距離で発生したパプアニューギニア M8.0(深さ35km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とパプアニューギニアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在638予測。またパプアニューギニアなど震源地別予測が現在2,272予測となっている。

方面別予測において現在、計638予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは143予測、Cクラスは453予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が50予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,272予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが224予測、Cクラスが2,004予測となっており、このうちパプアニューギニアに対してはAクラスが7予測、Bクラスが37予測、Cクラスが21予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、パプアニューギニアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パプアニューギニアM5.1の類似50事例以降の発震傾向性

今回のパプアニューギニアM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パプアニューギニアを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中34例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 50事例中11例
フィジー 50事例中8例
ケルマデック諸島 50事例中7例
バヌアツ 50事例中6例
トンガ 50事例中6例
ロイヤリティ諸島 50事例中6例
ニュージーランド 50事例中4例
ソロモン諸島 50事例中3例
サンタクルーズ諸島 50事例中3例
オーストラリア南方 50事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中23例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは50事例中23例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 50事例中11例
日本 50事例中7例
フィリピン 50事例中4例
ミャンマー 50事例中3例
中国 50事例中3例
台湾 50事例中1例
グアム 50事例中1例

また、今回のパプアニューギニアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1983年04月30日 M6.4・震度3 十勝沖
1984年08月07日 M7.1・震度4 日向灘
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1992年10月30日 M6.7・震度2 鳥島近海
1994年12月28日 M7.6・震度6 三陸沖(三陸はるか沖地震)
1995年10月18日 M6.9・震度5 奄美大島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。