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2020年09月13日ニュージーランド北のケルマデック諸島でM5.1、9日前にも付近でM5超え地震

ニュージーランド北のケルマデック諸島でM5.1、9日前にも付近でM5超え地震


 

USGSによると日本時間2020年09月13日20:47にニュージーランドの北側に位置するケルマデック諸島でM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月04日にケルマデック諸島でM5.2の地震が今回の震源からは約32km離れた場所で起きていた。

 

ケルマデック諸島における今回の地震について

日本時間2020年09月13日20:47 M5.1 ケルマデック諸島(深さ約10km)

ケルマデック諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月04日のM5.2以来9日ぶりで今年34回目。前回の地震は今回の震源から約32km離れた位置であった。その前は2020年08月24日のM5.4で、今回の震源から約436km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内にケルマデック諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは26事例中19例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは26事例中19例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の26事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは26事例中12例であった。これは通常時の1に対し2.0で多いと言える。
 

ケルマデック諸島の最近の地震活動

ケルマデック諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が4回。2019年にケルマデック諸島の1ヶ月当たり平均発生数は8.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

ケルマデック諸島では2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にケルマデック諸島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月19日 M6.4 ケルマデック諸島(深さ約30km)
2019年09月27日 M6.1 ケルマデック諸島(深さ約34km)
2019年12月18日 M5.9 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2019年05月10日 M5.7 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2019年10月24日 M5.7 ケルマデック諸島(深さ約70km)
※海外時間(UTC)

ケルマデック諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にケルマデック諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月18日 M7.4 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年03月14日 M6.4 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年04月14日 M6.0 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年05月28日 M5.8 ケルマデック諸島(深さ約10km)
2020年03月05日 M5.6 ケルマデック諸島(深さ約10km)
 

ケルマデック諸島の過去の地震データ

1901年以降、ケルマデック諸島で発生してきたM6.0以上の地震は292回でそのうちM7.0以上であったのが26回。20世紀以降、過去最大だったのは1917年05月01日のM8.2で深さは約15kmであった。

ケルマデック諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1917年05月01日 M8.2 ケルマデック諸島(深さ約15km)
1976年01月14日 M8.0 ケルマデック諸島(深さ約33km)
1986年10月20日 M7.7 ケルマデック諸島(深さ約29km)
2011年07月06日 M7.6 ケルマデック諸島(深さ約17km)
1955年02月27日 M7.5 ケルマデック諸島(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1957年11月13日にケルマデック諸島でM6.5の地震が約65kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1943年07月11日にケルマデック諸島でM6.7の地震が約68kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2020年06月18日に89kmの距離で発生したケルマデック諸島 M7.1(深さ10km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とケルマデック諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在638予測。またケルマデック諸島など震源地別予測が現在2,272予測となっている。

方面別予測において現在、計638予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは143予測、Cクラスは453予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が50予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,272予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが224予測、Cクラスが2,004予測となっており、このうちケルマデック諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが9予測、Cクラスが43予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、ケルマデック諸島の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ケルマデック諸島M5.1の類似26事例以降の発震傾向性

今回のケルマデック諸島M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ケルマデック諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中19例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 26事例中5例
ケルマデック諸島 26事例中4例
ソロモン諸島 26事例中4例
フィジー 26事例中4例
マッコーリー島 26事例中3例
トンガ 26事例中3例
パプアニューギニア 26事例中2例
サンタクルーズ諸島 26事例中2例
ニュージーランド 26事例中2例
オーストラリア南方 26事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中19例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは26事例中19例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 26事例中12例
インドネシア 26事例中10例
フィリピン 26事例中4例
中国 26事例中2例
ミャンマー 26事例中1例
マリアナ諸島 26事例中1例
台湾 26事例中1例

また、今回のケルマデック諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは26事例中12例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し2.0で多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1970年12月07日 M6.1・震度3 十勝沖
1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1986年06月24日 M6.4・震度4 千葉県南東沖
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1992年07月18日 M6.9・震度3 三陸沖
1996年02月17日 M6.8・震度4 福島県沖
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2003年10月31日 M6.8・震度4 宮城県沖
2004年11月29日 M7.1・震度5強 釧路沖
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2009年08月13日 M6.6・震度5弱 八丈島東方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。