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2020年09月15日新島・神津島近海で6ヶ月ぶり有感地震M1.7・震度1、伊豆・小笠原M6クラスへの繋がり

新島・神津島近海で6ヶ月ぶり有感地震M1.7・震度1、伊豆・小笠原M6クラスへの繋がり


 

気象庁によると2020年09月15日05:10に新島・神津島近海でM1.7・震度1の地震が発生した。新島・神津島近海で有感地震が記録されたのは171日ぶり。今年3回目となる有感地震であった。

 

新島・神津島近海における今回の地震について

2020年09月15日05:10 M1.7・震度1 新島・神津島近海(深さ約10km)

新島・神津島近海で有感地震が観測されたのは2020年03月28日のM3.0・震度1以来171日ぶり。今回の震源からは約28km離れた場所で深さは14kmであった。その前は2020年03月27日のM3.4・震度2で、今回の震源から約28km離れた場所で深さは12kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震22事例のうち、その後1ヶ月以内に新島・神津島近海を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは22事例中11例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは22事例中4例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

新島・神津島近海と伊豆・小笠原の最近の地震活動

新島・神津島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に新島・神津島近海における1週間平均値は3回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

新島・神津島近海を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は38回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては3回目。新島・神津島近海では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が2回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

新島・神津島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2000年09月11日 M5.4 震度5弱 新島・神津島近海
2000年08月29日 M5.1 震度5弱 新島・神津島近海
2000年08月18日 M5.1 震度6弱 新島・神津島近海
2000年08月18日 M6.1 震度6弱 新島・神津島近海(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)
2000年08月16日 M5.1 震度5弱 新島・神津島近海

新島・神津島近海を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月07日の鳥島近海M5.5・震度1が挙げられる。
 

新島・神津島近海の過去の地震データ

1919年以降、新島・神津島近海で発生してきた有感地震は7,076回でそのうちM5.0以上であったのが94回、M6.0以上が8回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2000年07月01日のM6.5・震度6弱(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)で深さは16kmであった。

新島・神津島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2000年07月01日 M6.5 震度6弱 新島・神津島近海(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)
1936年12月27日 M6.3 震度4 新島・神津島近海
1944年12月09日 M6.3 震度3 新島・神津島近海
1956年08月13日 M6.3 震度4 新島・神津島近海
2000年07月15日 M6.3 震度6弱 新島・神津島近海(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1964年12月09日に伊豆大島近海でM5.8・震度4の地震が約7kmの距離(深さ3km)で起きていた他、2000年09月11日に新島・神津島近海でM5.4・震度5弱の地震が約9kmの距離(深さ11km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1923年09月26日に約20kmの距離で発生した伊豆大島近海M6.8・震度4(深さ0km)であった。
 

伊豆・小笠原と新島・神津島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在351予測。また新島・神津島近海など震源地別予測が現在987予測となっている。

方面別予測において現在、計351予測中、Aクラスは18予測、Bクラスは60予測、Cクラスは273予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が10予測、Cクラス予測が18予測となっている。

また震源地予測では現在、計987予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが129予測、Cクラスが828予測となっており、このうち新島・神津島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが3予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%以上、新島・神津島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」新島・神津島近海M1.7の類似22事例以後の発震傾向性

今回の新島・神津島近海M1.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた22件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

新島・神津島近海を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは22事例中11例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは多いと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

小笠原諸島西方沖 22事例中3例
父島近海 22事例中3例
伊豆大島近海 22事例中2例
硫黄島近海 22事例中2例
新島・神津島近海 22事例中1例
三宅島近海 22事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが22事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは22事例中4例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ないと言える。

関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 22事例中2例
房総半島南方沖 22事例中1例
千葉県南東沖 22事例中1例
茨城県南部 22事例中1例

追記:09月15日の新島・神津島近海M1.7は伊豆大島近海M1.6に、震度は1で変わらず
 

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※画像は気象庁より。