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2020年09月15日トカラ列島近海でM3超える2回の地震が相次ぐ、M3.1・震度2とM3.4・震度3

トカラ列島近海でM3超える2回の地震が相次ぐ、M3.1・震度2とM3.4・震度3


 

気象庁によると2020年09月15日05:37と06:08にトカラ列島近海でM3.1・震度2とM3.4・震度3の地震が相次いで発生した。トカラ列島近海で有感地震が記録されたのは10日ぶり。今年42回目・43回目となる有感地震であった。

 

トカラ列島近海における今回の地震について

2020年09月15日05:37 M3.1・震度2 トカラ列島近海(深さ約10km)
2020年09月15日06:08 M3.4・震度3 トカラ列島近海(深さ約10km)

トカラ列島近海で有感地震が観測されたのは2020年09月04日のM2.8・震度2以来10日ぶり。今回の震源からは約15km離れた場所で深さは1kmであった。その前は2020年08月22日のM2.0・震度1で、今回の震源から約76km離れた場所で深さは9kmであった。

2回の地震はいずれも同位置で、トカラ列島の中之島付近であったとみられる。

トカラ列島近海ではM2台の小規模な有感地震も少なくなく、M3を超える規模の地震が発生したのは08月19日のM3.4・震度3以来1ヶ月ぶり。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震28事例のうち、その後1ヶ月以内にトカラ列島近海を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは28事例中8例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは28事例中4例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

トカラ列島近海と沖縄地方の最近の地震活動

トカラ列島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が12回であるのに対し2019年にトカラ列島近海における1週間平均値は11回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

トカラ列島近海を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は383回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては42回目と43回目。トカラ列島近海では2019年に21回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計41回のうちM3.0未満だったのが35回、M3.0~3.9が6回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

トカラ列島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2016年03月14日 M5.3 震度3 トカラ列島近海
2011年03月07日 M5.1 震度3 トカラ列島近海
2003年08月19日 M5.2 震度4 トカラ列島近海
2003年07月10日 M5.3 震度3 トカラ列島近海
2001年03月05日 M5.1 震度3 トカラ列島近海

トカラ列島近海を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月26日の与那国島近海M5.5・震度2が挙げられる。
 

トカラ列島近海の過去の地震データ

1919年以降、トカラ列島近海で発生してきた有感地震は762回でそのうちM5.0以上であったのが49回、M6.0以上が4回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1923年11月07日のM6.6・震度1で深さは69kmであった。

トカラ列島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1923年11月07日 M6.6 震度1 トカラ列島近海
1942年03月22日 M6.5 震度3 トカラ列島近海
1960年05月18日 M6.2 震度4 トカラ列島近海
1968年05月14日 M6.1 震度4 トカラ列島近海
1991年08月03日 M5.9 震度1 トカラ列島近海

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1978年09月12日にトカラ列島近海でM5.2・震度2の地震が約4kmの距離(深さ140km)で起きていた他、1992年01月26日にトカラ列島近海でM5.4・震度2の地震が約7kmの距離(深さ144km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1968年05月14日に約14kmの距離で発生したトカラ列島近海M6.1・震度4(深さ153km)であった。
 

沖縄地方とトカラ列島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在351予測。またトカラ列島近海など震源地別予測が現在987予測となっている。

方面別予測において現在、計351予測中、Aクラスは18予測、Bクラスは60予測、Cクラスは273予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が9予測、Cクラス予測が19予測となっている。

また震源地予測では現在、計987予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが129予測、Cクラスが828予測となっており、このうちトカラ列島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが3予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%以上、トカラ列島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トカラ列島近海M3.1の類似28事例以後の発震傾向性

今回のトカラ列島近海M3.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた28件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トカラ列島近海を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは28事例中8例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは通常程度と言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

沖縄本島近海 28事例中2例
与那国島近海 28事例中2例
トカラ列島近海 28事例中1例
宮古島近海 28事例中1例
沖縄本島北西沖 28事例中1例
石垣島北西沖 28事例中1例
西表島付近 28事例中1例

また、九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが28事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは28事例中4例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

九州地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日向灘 28事例中2例
福岡県北西沖 28事例中1例
薩摩半島西方沖 28事例中1例
 

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※画像は気象庁より。