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2020年09月15日カムチャッカ半島でM6.4、内陸部のM6以上地震は1年3ヶ月ぶり

カムチャッカ半島でM6.4、内陸部のM6以上地震は1年3ヶ月ぶり


 

USGSによると日本時間2020年09月15日12:41にカムチャッカ半島でM6.4の地震が発生した。世界M6以上地震は09月12日に日本で発生した宮城県沖M6.2・震度4以来。

 

カムチャッカ半島における今回の地震について

日本時間2020年09月15日12:41 M6.4 カムチャッカ半島(深さ約330km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月12日に日本で発生したM6.1(宮城県沖M6.2・震度4)以来3日ぶりで、2020年としては91回目となる(発生日時は日本時間)。

カムチャッカ半島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月01日のM5.6以来14日ぶりで今年4回目。前回の地震は今回の震源から約255km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年02月20日のM5.7で、今回の震源から約326km離れていた。

今回の震源はカムチャッカ半島の内陸部で、M6以上地震の発生は珍しい場所。東側に100km以上離れた位置ではM6を超える地震が過去に記録されており、浅い震源では1923年02月03日にM8.4の巨大地震も起きていた。

カムチャッカ半島内陸部としてのM6以上地震は2019年06月25日と26日にM6.4とM6.3が続いて以来1年3ヶ月ぶりとなる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震16事例のうち、その後1ヶ月以内にカムチャッカ半島を含むロシアでM7クラス以上の地震が起きていたのは16事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは16事例中3例で平均発生頻度1に対し1.4とやや多い、アジアにおける繋がりは16事例中9例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の16事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは16事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.8で通常程度と言える。
 

カムチャッカ半島の最近の地震活動

カムチャッカ半島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が8回。2019年にカムチャッカ半島の1ヶ月当たり平均発生数は13.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

カムチャッカ半島では2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にカムチャッカ半島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月25日 M6.4 カムチャッカ半島(深さ約10km)
2019年06月26日 M6.3 カムチャッカ半島(深さ約10km)
2019年06月27日 M5.7 カムチャッカ半島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

カムチャッカ半島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にカムチャッカ半島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年02月20日 M5.7 カムチャッカ半島(深さ約34km)
2020年01月22日 M5.6 カムチャッカ半島(深さ約55km)
2020年09月01日 M5.6 カムチャッカ半島(深さ約10km)
2020年01月16日 M5.4 カムチャッカ半島(深さ約26km)
2020年05月01日 M5.3 カムチャッカ半島(深さ約59km)
 

カムチャッカ半島の過去の地震データ

1901年以降、カムチャッカ半島で発生してきたM6.0以上の地震は222回でそのうちM7.0以上であったのが26回。20世紀以降、過去最大だったのは1952年11月04日のM9.0で深さは約22kmであった。

カムチャッカ半島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1952年11月04日 M9.0 カムチャッカ半島(深さ約22km)
1923年02月03日 M8.4 カムチャッカ半島(深さ約15km)
1917年01月30日 M7.9 カムチャッカ半島(深さ約20km)
1959年05月04日 M7.9 カムチャッカ半島(深さ約55km)
1997年12月05日 M7.8 カムチャッカ半島(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2004年06月10日にカムチャッカ半島でM6.9の地震が約168kmの距離(深さ189km)で起きていた他、2003年06月16日にカムチャッカ半島でM6.9の地震が約171kmの距離(深さ175km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1923年02月03日に255kmの距離で発生したカムチャッカ半島 M8.4(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

ロシアとカムチャッカ半島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はロシアなど方面別予測が現在638予測。またカムチャッカ半島など震源地別予測が現在2,272予測となっている。

方面別予測において現在、計638予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは143予測、Cクラスは453予測。このうちロシアに対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が2予測、Cクラス予測が61予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,272予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが224予測、Cクラスが2,004予測となっており、このうちカムチャッカ半島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが42予測となっている。

通常時との比較ではロシアの現在の危険度は100%以下、カムチャッカ半島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」カムチャッカ半島M6.4の類似16事例以降の発震傾向性

今回のカムチャッカ半島M6.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた16件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

カムチャッカ半島を含むロシアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは16事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは多いと言える。

ロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

カムチャッカ半島 16事例中3例
千島列島 16事例中2例

それ以外では北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが16事例中3例、アジアでは16事例中9例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは16事例中3例で平均発生頻度1に対し1.4とやや多い、アジアにおける繋がりは16事例中9例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

北太平洋及びアジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アリューシャン列島 16事例中3例

インドネシア 16事例中4例
フィリピン 16事例中3例
日本 16事例中3例
セレベス海 16事例中1例
中国 16事例中1例
東ティモール 16事例中1例

また、今回のカムチャッカ半島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは16事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年02月21日 M6.4・震度3 八丈島東方沖
1996年10月19日 M6.9・震度5弱 日向灘
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。