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2020年09月15日大洋州のフィジーでM6.1、1ヶ月以内の日本M7クラス地震多い位置

大洋州のフィジーでM6.1、1ヶ月以内の日本M7クラス地震多い位置


 

USGSによると日本時間2020年09月15日13:12にフィジーでM6.1の地震が発生した。今回の震源付近における地震では、その後1ヶ月以内の日本M7クラス以上が目立っていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年09月15日13:12 M6.1 フィジー(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月15日にカムチャッカ半島で発生したM6.4以来で、2020年としては92回目となる(発生日時は日本時間)。

フィジーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月12日のM5.6以来3日ぶりで今年10回目。その前は海外時間(UTC)2020年07月21日のM6.0であった。

フィジーでは深さ500kmを超える地震も多いが、今回の震源は深さ約10kmと浅かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震12事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは12事例中9例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは12事例中10例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の12事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは12事例中6例であった。これは通常時の1に対し2.2で多いと言える。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が19回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年06月10日 M5.9 フィジー(深さ約548km)
2020年06月06日 M5.8 フィジー(深さ約10km)
2020年01月31日 M5.7 フィジー(深さ約576km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は394回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2009年11月09日にフィジーでM7.3の地震が約248kmの距離(深さ595km)で起きていた。
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在649予測。またフィジーなど震源地別予測が現在2,313予測となっている。

方面別予測において現在、計649予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは146予測、Cクラスは461予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が51予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,313予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが230予測、Cクラスが2,039予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが1予測、Bクラスが20予測、Cクラスが41予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM6.1の類似12事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM6.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた12件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは12事例中9例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

フィジー 12事例中2例
パプアニューギニア 12事例中2例
ケルマデック諸島 12事例中2例
ソロモン諸島 12事例中2例
トンガ 12事例中1例
バヌアツ 12事例中1例
ニュージーランド 12事例中1例
オーストラリア南方 12事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが12事例中10例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは12事例中10例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 12事例中6例
インドネシア 12事例中3例
フィリピン 12事例中2例
台湾 12事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは12事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し2.2で多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1923年07月13日 M7.3・震度4 九州地方南東沖
1956年09月30日 M6.3・震度4 千葉県北西部
1968年09月21日 M6.8・震度5 浦河沖
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。