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2020年09月16日中国国境に近いネパール北部でM5.3、2020年初のM5超え地震

中国国境に近いネパール北部でM5.3、2020年初のM5超え地震


 

USGSによると日本時間2020年09月16日08:34にネパールでM5.3の地震が発生した。ネパールでM5を超える規模の地震が観測されたのは2020年としては今回が初めてであった。

 

ネパールにおける今回の地震について

日本時間2020年09月16日08:34 M5.3 ネパール(深さ約10km)

ネパールでは今年、M5.0以上の地震は観測されていない。

今回の震源から距離200km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年03月20日に中国でM5.7の地震が今回の震源からは約172km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内にネパールを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは18事例中13例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ないと言える。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の18事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは18事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

ネパールの最近の地震活動

ネパールにおける最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年のネパールの1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であった。

ネパールでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

ネパールでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にネパールで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月12日 M4.9 ネパール(深さ約10km)
 

ネパールの過去の地震データ

1901年以降、ネパールで発生してきたM6.0以上の地震は13回でそのうちM7.0以上であったのが4回。20世紀以降、過去最大だったのは1934年01月15日のM8.0で深さは約15kmであった。

ネパールで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1934年01月15日 M8.0 ネパール(深さ約15km)
2015年04月25日 M7.8 ネパール(深さ約8km)
2015年05月12日 M7.3 ネパール(深さ約15km)
1916年08月28日 M7.0 ネパール(深さ約20km)
1988年08月20日 M6.9 ネパール(深さ約57km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2015年04月26日にネパールでM6.7の地震が約17kmの距離(深さ23km)で起きていた他、2015年05月12日にネパールでM7.3の地震が約20kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1934年01月15日に118kmの距離で発生したネパール M8.0(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとネパールにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在652予測。またネパールなど震源地別予測が現在2,339予測となっている。

方面別予測において現在、計652予測中、Aクラスは43予測、Bクラスは144予測、Cクラスは465予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が18予測、Bクラス予測が49予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,339予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが235予測、Cクラスが2,060予測となっており、このうちネパールに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、ネパールの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ネパールM5.3の類似18事例以降の発震傾向性

今回のネパールM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ネパールを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中13例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 18事例中8例
フィリピン 18事例中2例
日本 18事例中2例
ネパール 18事例中1例
ミャンマー 18事例中1例
パキスタン 18事例中1例
東ティモール 18事例中1例

それ以外では中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ないと言える。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

トルクメニスタン 18事例中1例

また、今回のネパールにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは18事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2015年05月13日 M6.8・震度5強 宮城県沖
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。