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2020年09月16日薩摩半島西方沖でM4.3・震度1、05月03日M6.2地震の震源付近

薩摩半島西方沖でM4.3・震度1、05月03日M6.2地震の震源付近


 

気象庁によると2020年09月16日09:58に薩摩半島西方沖でM4.3・震度1の地震が発生した。薩摩半島西方沖で有感地震が記録されたのは100日ぶり。今年16回目となる有感地震であった。

 

薩摩半島西方沖における今回の地震について

2020年09月16日09:58 M4.3・震度1 薩摩半島西方沖(深さ約10km)

薩摩半島西方沖で有感地震が観測されたのは2020年06月08日のM3.2・震度2以来100日ぶり。今回の震源からは約169km離れた場所で深さは8kmであった。その前は2020年06月01日のM2.8・震度1で、今回の震源から約169km離れた場所で深さは9kmであった。

今回の震源付近では05月03日にM6.2・震度3の地震が約20kmの距離で発生しており、深さも9kmと今回と同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震19事例のうち、その後1ヶ月以内に薩摩半島西方沖を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは19事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは19事例中3例で平均発生頻度1に対し0.5と少ない、アジアにおける繋がりは19事例中4例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

薩摩半島西方沖と九州地方の最近の地震活動

薩摩半島西方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が54回であるのに対し2019年に薩摩半島西方沖における1週間平均値は29回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

薩摩半島西方沖を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は386回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては16回目。薩摩半島西方沖では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計15回のうちM3.0未満だったのが3回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が7回、M5.0以上が1回となっている。

薩摩半島西方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年05月03日 M6.2 震度3 薩摩半島西方沖
2016年05月14日 M5.1 震度2 薩摩半島西方沖
2016年05月07日 M5.5 震度2 薩摩半島西方沖
2016年05月06日 M5.0 震度2 薩摩半島西方沖
2015年11月18日 M5.0 震度1 薩摩半島西方沖

薩摩半島西方沖を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

薩摩半島西方沖の過去の地震データ

1919年以降、薩摩半島西方沖で発生してきた有感地震は254回でそのうちM5.0以上であったのが44回。またM6.0以上は6回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2015年11月14日のM7.1・震度4で深さは17kmであった。

薩摩半島西方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2015年11月14日 M7.1 震度4 薩摩半島西方沖
1928年06月03日 M6.6 震度5 薩摩半島西方沖
2020年05月03日 M6.2 震度3 薩摩半島西方沖
1960年03月04日 M6.1 震度4 薩摩半島西方沖
1926年06月05日 M6.0 震度2 薩摩半島西方沖

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2015年11月15日に薩摩半島西方沖でM5.9・震度3の地震が約18kmの距離(深さ9km)で起きていた他、2020年05月03日に薩摩半島西方沖でM6.2・震度3の地震が約20kmの距離(深さ9km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1928年06月03日に約40kmの距離で発生した薩摩半島西方沖M6.6・震度5(深さ0km)であった。
 

九州地方と薩摩半島西方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在351予測。また薩摩半島西方沖など震源地別予測が現在987予測となっている。

方面別予測において現在、計351予測中、Aクラスは18予測、Bクラスは60予測、Cクラスは273予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が28予測となっている。

また震源地予測では現在、計987予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが129予測、Cクラスが828予測となっており、このうち薩摩半島西方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが11予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、薩摩半島西方沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」薩摩半島西方沖M4.3の類似19事例以後の発震傾向性

今回の薩摩半島西方沖M4.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた19件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

薩摩半島西方沖を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは19事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは通常程度と言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

薩摩半島西方沖 19事例中1例
大隅半島東方沖 19事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが19事例中3例、アジアでは19事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは19事例中3例で平均発生頻度1に対し0.5と少ない、アジアにおける繋がりは19事例中4例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

沖縄地方及びアジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

宮古島近海 19事例中1例
与那国島近海 19事例中1例
奄美大島北東沖 19事例中1例

台湾付近 19事例中3例
マリアナ諸島 19事例中1例
朝鮮半島南部 19事例中1例
 

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※画像は気象庁より。