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2020年09月16日大洋州のロイヤリティ諸島でM5.6、1998年には周辺でM7.5のM8クラス地震

大洋州のロイヤリティ諸島でM5.6、1998年には周辺でM7.5のM8クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年09月16日17:44にロイヤリティ諸島でM5.6の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月13日にロイヤリティ諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約55km離れた場所で起きていた。

 

ロイヤリティ諸島における今回の地震について

日本時間2020年09月16日17:44 M5.6 ロイヤリティ諸島(深さ約119km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月15日にフィジーで発生したM6.1以来1日ぶりで、2020年としては282回目となる(発生日時は日本時間)。

ロイヤリティ諸島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2012年10月23日のM5.8以来2,885日ぶりで今年1回目。前回の地震は今回の震源から約21km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2012年07月26日のM5.6で、今回の震源から約245km離れていた。

今回の震源付近では1935年にM7.2、1981年にM7.0とM7を超える大地震が起きていたがいずれも震源が浅い位置で、今回同様100km以上の深さとしては1998年01月04日のM7.5が挙げられる。震源の位置は今回から約65km離れた場所で深さは約101kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震49事例のうち、その後1ヶ月以内にロイヤリティ諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは49事例中33例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは49事例中28例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、南太平洋における繋がりは49事例中1例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の49事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは49事例中13例であった。これは通常時の1に対し1.2で通常程度と言える。
 

ロイヤリティ諸島の最近の地震活動

ロイヤリティ諸島における最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年のロイヤリティ諸島の1ヶ月当たり平均発生数は1回以下回であった。

ロイヤリティ諸島では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

ロイヤリティ諸島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にロイヤリティ諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月13日 M5.0 ロイヤリティ諸島(深さ約116km)
2020年08月07日 M5.0 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
2020年05月26日 M4.8 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
2020年06月05日 M4.7 ロイヤリティ諸島(深さ約146km)
2020年07月07日 M4.7 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
 

ロイヤリティ諸島の過去の地震データ

1901年以降、ロイヤリティ諸島で発生してきたM6.0以上の地震は136回でそのうちM7.0以上であったのが13回。20世紀以降、過去最大だったのは1901年08月09日のM7.9で深さは約0kmであった。

ロイヤリティ諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1901年08月09日 M7.9 ロイヤリティ諸島(深さ約0km)
1995年05月16日 M7.7 ロイヤリティ諸島(深さ約20km)
1928年03月16日 M7.6 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
1998年01月04日 M7.5 ロイヤリティ諸島(深さ約101km)
2003年12月27日 M7.3 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1935年08月17日にロイヤリティ諸島でM7.2の地震が約3kmの距離(深さ20km)で起きていた他、1981年07月06日にロイヤリティ諸島でM7.0の地震が約27kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1998年01月04日に65kmの距離で発生したロイヤリティ諸島 M7.5(深さ101km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とロイヤリティ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在652予測。またロイヤリティ諸島など震源地別予測が現在2,339予測となっている。

方面別予測において現在、計652予測中、Aクラスは43予測、Bクラスは144予測、Cクラスは465予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が17予測、Bクラス予測が50予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,339予測中、Aクラスが44予測、Bクラスが235予測、Cクラスが2,060予測となっており、このうちロイヤリティ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが30予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、ロイヤリティ諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ロイヤリティ諸島M5.6の類似49事例以降の発震傾向性

今回のロイヤリティ諸島M5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた49件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ロイヤリティ諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは49事例中33例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ケルマデック諸島 49事例中8例
フィジー 49事例中8例
パプアニューギニア 49事例中7例
ソロモン諸島 49事例中6例
バヌアツ 49事例中5例
サンタクルーズ諸島 49事例中4例
サモア 49事例中3例
トンガ 49事例中3例
ニューカレドニア 49事例中2例
ロイヤリティ諸島 49事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが49事例中28例、南太平洋では49事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは49事例中28例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、南太平洋における繋がりは49事例中1例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 49事例中13例
フィリピン 49事例中8例
インドネシア 49事例中8例
台湾 49事例中2例
ミャンマー 49事例中2例
中国 49事例中2例
マリアナ諸島 49事例中1例
パキスタン 49事例中1例
ネパール 49事例中1例

南太平洋 49事例中1例

また、今回のロイヤリティ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは49事例中13例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年02月21日 M6.4・震度3 八丈島東方沖
1982年07月04日 M6.6・震度2 本州南方沖
1983年08月26日 M6.6・震度4 大分県北部
1989年10月29日 M6.5・震度3 三陸沖
1993年02月07日 M6.6・震度5 能登半島沖
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
2008年07月19日 M6.9・震度4 福島県沖
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
2015年05月13日 M6.8・震度5強 宮城県沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。