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2020年09月17日十勝沖でM3.7・震度1、109日ぶり今年2回目の有感地震

十勝沖でM3.7・震度1、109日ぶり今年2回目の有感地震


 

気象庁によると2020年09月17日07:41に十勝沖でM3.7・震度1の地震が発生した。十勝沖で有感地震が記録されたのは109日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

十勝沖における今回の地震について

2020年09月17日07:41 M3.7・震度1 十勝沖(深さ約30km)

十勝沖で有感地震が観測されたのは2020年05月31日のM5.6・震度4以来109日ぶり。今回の震源からは約73km離れた場所で深さは94kmであった。その前は2019年10月09日のM4.1・震度2で、今回の震源から約58km離れた場所で深さは54kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に十勝沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは18事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは18事例中8例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、ロシアにおける繋がりは18事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

十勝沖と千島海溝の最近の地震活動

十勝沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が13回であるのに対し2019年に十勝沖における1週間平均値は8回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

十勝沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は94回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。十勝沖では2019年に8回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が1回となっている。

十勝沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年05月31日 M5.6 震度4 十勝沖
2017年11月03日 M5.0 震度4 十勝沖
2009年06月05日 M6.4 震度4 十勝沖
2009年03月07日 M5.4 震度3 十勝沖
2009年02月22日 M5.4 震度2 十勝沖

十勝沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

十勝沖の過去の地震データ

1919年以降、十勝沖で発生してきた有感地震は535回でそのうちM5.0以上であったのが188回。またM6.0以上は33回でM7.0以上の大地震は6回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1952年03月04日のM8.2・震度5(1952年十勝沖地震)で深さは54kmであった。

十勝沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1952年03月04日 M8.2 震度5 十勝沖(1952年十勝沖地震)
2003年09月26日 M8.0 震度6弱 十勝沖(2003年十勝沖地震)
1962年04月23日 M7.1 震度5 十勝沖(広尾沖地震)
2003年09月26日 M7.1 震度6弱 十勝沖
2008年09月11日 M7.1 震度5弱 十勝沖

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1967年01月06日に十勝沖でM5.9・震度3の地震が約5kmの距離(深さ51km)で起きていた他、1952年03月10日に十勝沖でM6.9・震度4の地震が約6kmの距離(深さ74km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2003年09月26日に約33kmの距離で発生した十勝沖M7.1・震度6弱(深さ21km)であった。
 

千島海溝と十勝沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在351予測。また十勝沖など震源地別予測が現在987予測となっている。

方面別予測において現在、計351予測中、Aクラスは18予測、Bクラスは60予測、Cクラスは273予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が17予測、Cクラス予測が12予測となっている。

また震源地予測では現在、計987予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが129予測、Cクラスが828予測となっており、このうち十勝沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが3予測、Cクラスが11予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、十勝沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」十勝沖M3.7の類似18事例以後の発震傾向性

今回の十勝沖M3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

十勝沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりはやや少ないと言える。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

十勝沖 18事例中2例
北海道東方沖 18事例中2例
釧路沖 18事例中1例
千島列島 18事例中1例
択捉島南東沖 18事例中1例
国後島付近 18事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中8例、ロシアでは18事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは18事例中8例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、ロシアにおける繋がりは18事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

東北地方及びロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三陸沖 18事例中3例
宮城県沖 18事例中2例
岩手県沖 18事例中2例
青森県東方沖 18事例中1例
岩手県沿岸北部 18事例中1例
福島県沖 18事例中1例

サハリン南部付近 18事例中2例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。