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2020年09月17日岩手県の中部沖合でM4.4・震度3、8日ぶり今年36回目の有感地震

岩手県の中部沖合でM4.4・震度3、8日ぶり今年36回目の有感地震


 

気象庁によると2020年09月17日09:18に岩手県沖でM4.4・震度3の地震が発生した。岩手県沖で有感地震が記録されたのは8日ぶり。今年36回目となる有感地震であった。

 

岩手県沖における今回の地震について

2020年09月17日09:18 M4.4・震度3 岩手県沖(深さ約50km)

岩手県沖で有感地震が観測されたのは2020年09月09日のM3.8・震度2以来8日ぶり。今回の震源からは約30km離れた場所で深さは49kmであった。その前は2020年09月04日のM3.6・震度2で、今回の震源から約30km離れた場所で深さは49kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震31事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは31事例中15例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは31事例中8例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、関東地方における繋がりは31事例中7例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

岩手県沖と東北地方の最近の地震活動

岩手県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が81回であるのに対し2019年に岩手県沖における1週間平均値は98回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

岩手県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は1,221回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては36回目。岩手県沖では2019年に42回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計35回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が29回、M4.0~4.9が6回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月26日 M5.6 震度4 岩手県沖
2018年05月14日 M5.1 震度3 岩手県沖
2017年12月16日 M5.5 震度4 岩手県沖
2017年09月27日 M6.1 震度4 岩手県沖
2017年01月26日 M5.2 震度3 岩手県沖

岩手県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

岩手県沖の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沖で発生してきた有感地震は2,480回でそのうちM5.0以上であったのが262回。またM6.0以上は28回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年03月11日のM7.4・震度5弱で深さは32kmであった。

岩手県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年03月11日 M7.4 震度5弱 岩手県沖
1995年01月07日 M7.2 震度5 岩手県沖
1928年05月27日 M7.0 震度4 岩手県沖
2011年06月23日 M6.9 震度5弱 岩手県沖
1960年07月30日 M6.7 震度4 岩手県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1995年03月11日に岩手県沖でM5.1・震度3の地震が約3kmの距離(深さ57km)で起きていた他、2013年03月13日に岩手県沖でM5.0・震度3の地震が約4kmの距離(深さ48km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2011年03月11日に約6kmの距離で発生した岩手県沖M6.2・震度4(深さ44km)であった。
 

東北地方と岩手県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在351予測。また岩手県沖など震源地別予測が現在987予測となっている。

方面別予測において現在、計351予測中、Aクラスは18予測、Bクラスは60予測、Cクラスは273予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が20予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計987予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが129予測、Cクラスが828予測となっており、このうち岩手県沖に対してはAクラスが2予測、Bクラスが5予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、岩手県沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沖M4.4の類似31事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沖M4.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは31事例中15例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

三陸沖 31事例中6例
宮城県沖 31事例中5例
福島県沖 31事例中4例
青森県東方沖 31事例中3例
岩手県沖 31事例中2例
秋田県内陸北部 31事例中1例
岩手県内陸南部 31事例中1例

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが31事例中8例、関東地方では31事例中7例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは31事例中8例で平均発生頻度1に対し0.6と少ない、関東地方における繋がりは31事例中7例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

千島海溝及び関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

国後島付近 31事例中2例
択捉島南東沖 31事例中2例
北海道東方沖 31事例中2例
根室半島南東沖 31事例中1例
釧路沖 31事例中1例
千島列島東方 31事例中1例
十勝沖 31事例中1例
千島列島 31事例中1例

茨城県沖 31事例中4例
千葉県東方沖 31事例中4例
千葉県南東沖 31事例中1例
関東東方沖 31事例中1例
茨城県北部 31事例中1例
茨城県南部 31事例中1例
 

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※画像は気象庁より。