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2020年09月19日日向灘でM2.8・震度1、53日ぶり今年17回目の有感地震

日向灘でM2.8・震度1、53日ぶり今年17回目の有感地震


 

気象庁によると2020年09月19日04:00に日向灘でM2.8・震度1の地震が発生した。日向灘で有感地震が記録されたのは53日ぶり。今年17回目となる有感地震であった。

 

日向灘における今回の地震について

2020年09月19日04:00 M2.8・震度1 日向灘(深さ約10km)

日向灘で有感地震が観測されたのは2020年07月27日のM3.4・震度1以来53日ぶり。今回の震源からは約28km離れた場所で深さは17kmであった。その前は2020年07月19日のM3.9・震度1で、今回の震源から約31km離れた場所で深さは26kmであった。

今回の震源付近では2019年03月27日にM5.4・震度4の地震が起きていた。震源の距離は今回から約6kmで、深さは21kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内に日向灘を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは24事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは24事例中10例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多い、中国地方における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

日向灘と九州地方の最近の地震活動

日向灘で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が49回であるのに対し2019年に日向灘における1週間平均値は74回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

日向灘を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は440回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては17回目。日向灘では2019年に51回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は6回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計16回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が10回、M4.0~4.9が4回、M5.0以上が0回となっている。

日向灘における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年11月22日 M5.2 震度3 日向灘
2019年05月11日 M5.0 震度4 日向灘
2019年05月10日 M6.3 震度5弱 日向灘
2019年05月10日 M5.6 震度3 日向灘
2019年03月27日 M5.4 震度4 日向灘

日向灘を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

日向灘の過去の地震データ

1919年以降、日向灘で発生してきた有感地震は825回でそのうちM5.0以上であったのが142回。またM6.0以上は25回でM7.0以上の大地震は5回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1968年04月01日のM7.5・震度5(1968年日向灘地震)で深さは22kmであった。

日向灘において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1968年04月01日 M7.5 震度5 日向灘(1968年日向灘地震)
1941年11月19日 M7.2 震度5 日向灘
1931年11月02日 M7.1 震度5 日向灘
1984年08月07日 M7.1 震度4 日向灘
1961年02月27日 M7.0 震度5 日向灘

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1963年10月04日に日向灘でM6.3・震度4の地震が約5kmの距離(深さ1km)で起きていた他、2019年03月27日に日向灘でM5.4・震度4の地震が約6kmの距離(深さ21km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1941年11月19日に約8kmの距離で発生した日向灘M7.2・震度5(深さ33km)であった。
 

九州地方と日向灘における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在330予測。また日向灘など震源地別予測が現在951予測となっている。

方面別予測において現在、計330予測中、Aクラスは17予測、Bクラスは56予測、Cクラスは257予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が26予測となっている。

また震源地予測では現在、計951予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが118予測、Cクラスが805予測となっており、このうち日向灘に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが14予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、日向灘の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」日向灘M2.8の類似24事例以後の発震傾向性

今回の日向灘M2.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

日向灘を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは通常程度と言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

薩摩半島西方沖 24事例中1例
福岡県北西沖 24事例中1例
九州地方南東沖 24事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中10例、中国地方では24事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは24事例中10例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多い、中国地方における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

沖縄地方及び中国地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

沖縄本島近海 24事例中5例
与那国島近海 24事例中2例
石垣島近海 24事例中1例
奄美大島近海 24事例中1例
種子島近海 24事例中1例

安芸灘 24事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。