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2020年09月19日ギリシャでM5.9、05月のM7クラス地震北側でクレタ島沿岸付近

ギリシャでM5.9、05月のM7クラス地震北側でクレタ島沿岸付近


 

USGSによると日本時間2020年09月19日01:28にギリシャでM5.9の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月19日にギリシャでM5.1の地震が今回の震源からは約67km離れた場所で起きていた。

 

ギリシャにおける今回の地震について

日本時間2020年09月19日01:28 M5.9 ギリシャ(深さ約45km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月18日にフィジーで発生したM5.6以来で、2020年としては286回目となる(発生日時は日本時間)。

ギリシャでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年06月28日のM5.5以来82日ぶりで今年8回目。前回の地震は今回の震源から約357km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年05月18日のM5.8で、今回の震源から約75km離れていた。

今回の震源はギリシャのクレタ島沿岸部であった。クレタ島の南沖では05月02日にM6.5のM7クラス地震が起きており、震源の位置は今回から約80km離れていた。

M6.5の震源付近ではその後もM5を超える地震が計10回続いていたが、今回の震源はそれらより北側に離れたクレタ島内陸部に近い場所であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震17事例のうち、その後1ヶ月以内にギリシャを含む欧州でM7クラス以上の地震が起きていたのは17事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に欧州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、欧州への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは17事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の17事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは17事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

ギリシャの最近の地震活動

ギリシャにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年にギリシャの1ヶ月当たり平均発生数は4.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

ギリシャでは2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にギリシャで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月27日 M6.0 ギリシャ(深さ約63km)
※海外時間(UTC)

ギリシャでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にギリシャで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月02日 M6.5 ギリシャ(深さ約10km)
2020年01月30日 M5.8 ギリシャ(深さ約10km)
2020年05月18日 M5.8 ギリシャ(深さ約10km)
2020年03月21日 M5.7 ギリシャ(深さ約10km)
2020年01月30日 M5.6 ギリシャ(深さ約10km)
 

ギリシャの過去の地震データ

1901年以降、ギリシャで発生してきたM6.0以上の地震は89回でそのうちM7.0以上であったのが6回。20世紀以降、過去最大だったのは1956年07月09日のM7.7で深さは約20kmであった。

ギリシャで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1956年07月09日 M7.7 ギリシャ(深さ約20km)
1947年10月06日 M7.3 ギリシャ(深さ約15km)
1948年02月09日 M7.3 ギリシャ(深さ約15km)
1957年04月25日 M7.3 ギリシャ(深さ約35km)
1957年04月24日 M7.1 ギリシャ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2020年05月02日にギリシャでM6.5の地震が約83kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1952年12月17日にギリシャでM6.5の地震が約118kmの距離(深さ25km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1956年07月09日に165kmの距離で発生したギリシャ M7.7(深さ20km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

欧州とギリシャにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は欧州など方面別予測が現在674予測。またギリシャなど震源地別予測が現在2,513予測となっている。

方面別予測において現在、計674予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは150予測、Cクラスは482予測。このうち欧州に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が42予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,513予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが241予測、Cクラスが2,231予測となっており、このうちギリシャに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが29予測となっている。

通常時との比較では欧州の現在の危険度は100%以下、ギリシャの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ギリシャM5.9の類似17事例以降の発震傾向性

今回のギリシャM5.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた17件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ギリシャを含む欧州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは17事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に欧州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、欧州への繋がりはやや多いと言える。

欧州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

イオニア海 17事例中1例

それ以外では中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが17事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは17事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ないと言える。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

キルギス 17事例中1例

また、今回のギリシャにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは17事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1990年08月05日 M6.2・震度2 本州南方沖
2011年03月09日 M7.3・震度5弱 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。