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2020年09月19日タジキスタン東部でM5.0、中東M7クラス以上地震への繋がりも

タジキスタン東部でM5.0、中東M7クラス以上地震への繋がりも


 

USGSによると日本時間2020年09月19日02:47にタジキスタン東部でM5.0の地震が発生した。今回の震源付近における過去の事例では、その後中東でのM7クラス以上地震が多く起きていた。

 

タジキスタンにおける今回の地震について

日本時間2020年09月19日02:47 M5.0 タジキスタン(深さ約53km)

タジキスタンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年07月04日のM5.4以来76日ぶりで今年7回目。前回の地震は今回の震源から約317km離れた位置であった。その前は2020年06月16日のM5.7で、今回の震源から約156km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内にタジキスタンを含む中東でM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中6例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中21例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、インド洋における繋がりは38事例中3例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

タジキスタンの最近の地震活動

タジキスタンにおける最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年のタジキスタンの1ヶ月当たり平均発生数は1.5回であった。

タジキスタンでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

タジキスタンでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にタジキスタンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月16日 M5.7 タジキスタン(深さ約118km)
2020年01月24日 M5.5 タジキスタン(深さ約10km)
2020年07月04日 M5.4 タジキスタン(深さ約10km)
2020年01月29日 M5.3 タジキスタン(深さ約10km)
2020年01月24日 M5.0 タジキスタン(深さ約10km)
 

タジキスタンの過去の地震データ

1901年以降、タジキスタンで発生してきたM6.0以上の地震は27回でそのうちM7.0以上であったのが4回。20世紀以降、過去最大だったのは1949年07月10日のM7.5で深さは約20kmであった。

タジキスタンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1949年07月10日 M7.5 タジキスタン(深さ約20km)
1907年10月21日 M7.4 タジキスタン(深さ約20km)
1911年02月18日 M7.3 タジキスタン(深さ約15km)
2015年12月07日 M7.2 タジキスタン(深さ約22km)
1949年07月10日 M6.9 タジキスタン(深さ約20km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1963年10月16日にタジキスタンでM6.5の地震が約74kmの距離(深さ35km)で起きていた他、2015年12月07日にタジキスタンでM7.2の地震が約99kmの距離(深さ22km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2015年12月07日に99kmの距離で発生したタジキスタン M7.2(深さ22km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中東とタジキスタンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中東など方面別予測が現在684予測。またタジキスタンなど震源地別予測が現在2,559予測となっている。

方面別予測において現在、計684予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは153予測、Cクラスは489予測。このうち中東に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が57予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,559予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが243予測、Cクラスが2,275予測となっており、このうちタジキスタンに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では中東の現在の危険度は100%以下、タジキスタンの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」タジキスタンM5.0の類似38事例以降の発震傾向性

今回のタジキスタンM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

タジキスタンを含む中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中6例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは多いと言える。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アフガニスタン 38事例中2例
トルコ 38事例中1例
イラン 38事例中1例
トルクメニスタン 38事例中1例
イラク 38事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中21例、インド洋では38事例中3例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中21例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、インド洋における繋がりは38事例中3例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

アジア及びインド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 38事例中12例
日本 38事例中6例
フィリピン 38事例中4例
台湾 38事例中3例
中国 38事例中2例
ミャンマー 38事例中1例
東ティモール 38事例中1例
マリアナ諸島 38事例中1例

カールスバーグ海嶺 38事例中1例
中央インド洋海嶺 38事例中1例
南東インド洋海嶺 38事例中1例

また、今回のタジキスタンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年04月24日 M6.3・震度2 オホーツク海南部
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1993年01月15日 M7.5・震度6 釧路沖(釧路沖地震)
1994年12月28日 M7.6・震度6 三陸沖(三陸はるか沖地震)
1996年11月07日 M6.6・震度3 父島近海
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。