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2020年09月19日青森県東方沖でM3.9・震度1、東北地方M6クラス以上地震の傾向性

青森県東方沖でM3.9・震度1、東北地方M6クラス以上地震の傾向性


 

気象庁によると2020年09月19日14:24に青森県東方沖でM3.9・震度1の地震が発生した。青森県東方沖で有感地震が記録されたのは6日ぶり。今年15回目となる有感地震であった。

 

青森県東方沖における今回の地震について

2020年09月19日14:24 M3.9・震度1 青森県東方沖(深さ約40km)

青森県東方沖で有感地震が観測されたのは2020年09月13日のM4.7・震度2以来6日ぶり。今回の震源からは約84km離れた場所で深さは41kmであった。その前は2020年08月13日のM4.3・震度1で、今回の震源から約44km離れた場所で深さは35kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に青森県東方沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは18事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

地震の多い東北地方における「やや多い」は要注意を意味している。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは18事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、北海道地方における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

青森県東方沖と東北地方の最近の地震活動

青森県東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が46回であるのに対し2019年に青森県東方沖における1週間平均値は22回であったことから、現在の状況は多いと言える。

青森県東方沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は1,214回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては15回目。青森県東方沖では2019年に36回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は4回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計14回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が7回、M4.0~4.9が5回、M5.0以上が2回となっている。

青森県東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年04月30日 M5.3 震度3 青森県東方沖
2020年04月24日 M5.2 震度3 青森県東方沖
2019年12月19日 M5.5 震度5弱 青森県東方沖
2019年09月07日 M5.0 震度3 青森県東方沖
2019年08月29日 M6.1 震度3 青森県東方沖

青森県東方沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

青森県東方沖の過去の地震データ

1919年以降、青森県東方沖で発生してきた有感地震は1,653回でそのうちM5.0以上であったのが356回。またM6.0以上は58回でM7.0以上の大地震は4回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1968年05月16日のM7.9・震度5(1968年十勝沖地震)で深さは0kmであった。

青森県東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1968年05月16日 M7.9 震度5 青森県東方沖(1968年十勝沖地震)
1968年05月16日 M7.5 震度5 青森県東方沖
1943年06月13日 M7.1 震度4 青森県東方沖
1945年02月10日 M7.1 震度5 青森県東方沖
1922年12月09日 M6.8 震度3 青森県東方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1932年04月15日に青森県東方沖でM5.0・震度2の地震が約5kmの距離(深さ34km)で起きていた他、1924年01月11日に青森県東方沖でM5.8・震度2の地震が約5kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1936年06月03日に約13kmの距離で発生した青森県東方沖M6.1・震度4(深さ0km)であった。
 

東北地方と青森県東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在345予測。また青森県東方沖など震源地別予測が現在1022予測となっている。

方面別予測において現在、計345予測中、Aクラスは18予測、Bクラスは57予測、Cクラスは270予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が19予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1022予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが123予測、Cクラスが870予測となっており、このうち青森県東方沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが5予測、Cクラスが15予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、青森県東方沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」青森県東方沖M3.9の類似18事例以後の発震傾向性

今回の青森県東方沖M3.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

青森県東方沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

岩手県沖 18事例中5例
三陸沖 18事例中5例
福島県沖 18事例中5例
宮城県沖 18事例中2例
青森県東方沖 18事例中1例

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中5例、北海道地方では18事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは18事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、北海道地方における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。

千島海溝及び北海道地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

千島列島 18事例中3例
北海道東方沖 18事例中2例
択捉島南東沖 18事例中2例
十勝沖 18事例中1例

渡島地方東部 18事例中1例
 

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※画像は気象庁より。