• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年09月19日茨城県北部でM3.2・震度2、09月中旬に付近で相次ぐ有感地震

茨城県北部でM3.2・震度2、09月中旬に付近で相次ぐ有感地震


 

気象庁によると2020年09月19日15:20に茨城県北部でM3.2・震度2の地震が発生した。茨城県北部で有感地震が記録されたのは2日ぶり。今年30回目となる有感地震であった。

 

茨城県北部における今回の地震について

2020年09月19日15:20 M3.2・震度2 茨城県北部(深さ約10km)

茨城県北部で有感地震が観測されたのは2020年09月17日のM4.3・震度3以来2日ぶり。今回の震源からは約21km離れた場所で深さは55kmであった。その前は2020年09月16日のM2.5・震度1で、今回の震源から約1km離れた場所で深さは9kmであった。

今回の震源付近では上記の通り09月16日にM2.5・震度1が発生していたほか、09月12日のM3.2・震度1も約7kmの距離で深さも9kmと同程度であった。それ以前に揺れていたのは06月中旬であったことから、09月中旬に地震活動がやや活発化している領域であったと言える。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震16事例のうち、その後1ヶ月以内に茨城県北部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは16事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは16事例中10例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、北海道地方における繋がりは16事例中4例で平均発生頻度1に対し2.2で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

茨城県北部と関東地方の最近の地震活動

茨城県北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が69回であるのに対し2019年に茨城県北部における1週間平均値は160回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

茨城県北部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は517回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては30回目。茨城県北部では2019年に39回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計29回のうちM3.0未満だったのが11回、M3.0~3.9が16回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が1回となっている。

茨城県北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年06月01日 M5.2 震度4 茨城県北部
2019年06月17日 M5.1 震度4 茨城県北部
2017年08月02日 M5.5 震度4 茨城県北部
2016年12月28日 M6.3 震度6弱 茨城県北部
2016年07月27日 M5.4 震度5弱 茨城県北部

茨城県北部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

茨城県北部の過去の地震データ

1919年以降、茨城県北部で発生してきた有感地震は2,194回でそのうちM5.0以上であったのが39回、M6.0以上が4回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1924年09月18日のM6.5・震度4で深さは49kmであった。

茨城県北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1924年09月18日 M6.5 震度4 茨城県北部
1930年06月01日 M6.5 震度5 茨城県北部
2016年12月28日 M6.3 震度6弱 茨城県北部
2011年03月19日 M6.1 震度5強 茨城県北部
1924年09月18日 M5.6 震度3 茨城県北部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1959年07月26日に茨城県北部でM5.4・震度3の地震が約1kmの距離(深さ82km)で起きていた他、2011年11月20日に茨城県北部でM5.3・震度5強の地震が約2kmの距離(深さ9km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2016年12月28日に約3kmの距離で発生した茨城県北部M6.3・震度6弱(深さ11km)であった。
 

関東地方と茨城県北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在345予測。また茨城県北部など震源地別予測が現在1022予測となっている。

方面別予測において現在、計345予測中、Aクラスは18予測、Bクラスは57予測、Cクラスは270予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が4予測、Cクラス予測が23予測となっている。

また震源地予測では現在、計1022予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが123予測、Cクラスが870予測となっており、このうち茨城県北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、茨城県北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」茨城県北部M3.2の類似16事例以後の発震傾向性

今回の茨城県北部M3.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた16件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

茨城県北部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは16事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは多いと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 16事例中5例
千葉県東方沖 16事例中3例
関東東方沖 16事例中2例
茨城県北部 16事例中1例
神奈川県西部 16事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが16事例中10例、北海道地方では16事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは16事例中10例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、北海道地方における繋がりは16事例中4例で平均発生頻度1に対し2.2で多いという結果であった。

東北地方及び北海道地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 16事例中7例
青森県東方沖 16事例中2例
三陸沖 16事例中2例
岩手県沖 16事例中2例
福島県浜通り 16事例中1例
宮城県沖 16事例中1例

宗谷東方沖 16事例中1例
北海道南西沖 16事例中1例
上川地方中部 16事例中1例
胆振地方中東部 16事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。