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2020年09月20日中央インド洋海嶺でM5.8、日本M7クラス以上への繋がり多い位置

中央インド洋海嶺でM5.8、日本M7クラス以上への繋がり多い位置


 

USGSによると日本時間2020年09月20日06:09に中央インド洋海嶺でM5.8の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月22日に中央インド洋海嶺でM5.0の地震が今回の震源からは約142km離れた場所で起きていた。

 

中央インド洋海嶺における今回の地震について

日本時間2020年09月20日06:09 M5.8 中央インド洋海嶺(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月19日に大西洋中央海嶺で発生したM6.9以来で、2020年としては288回目となる(発生日時は日本時間)。

中央インド洋海嶺でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年05月23日のM5.6以来119日ぶりで今年5回目。前回の地震は今回の震源から約2,390km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年05月08日のM5.5で、今回の震源から約748km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内に中央インド洋海嶺を含むインド洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にインド洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、インド洋への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中27例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、中東における繋がりは38事例中4例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中14例であった。これは通常時の1に対し1.6で多いと言える。
 

中央インド洋海嶺の最近の地震活動

中央インド洋海嶺における最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年の中央インド洋海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は4.7回であった。

中央インド洋海嶺では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に中央インド洋海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年03月30日 M5.8 中央インド洋海嶺(深さ約8km)
※海外時間(UTC)

中央インド洋海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に中央インド洋海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年04月12日 M6.1 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年04月17日 M5.7 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年05月23日 M5.6 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年05月08日 M5.5 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年05月27日 M5.4 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
 

中央インド洋海嶺の過去の地震データ

1901年以降、中央インド洋海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は54回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1954年10月21日のM6.6で深さは約15kmであった。

中央インド洋海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1954年10月21日 M6.6 中央インド洋海嶺(深さ約15km)
1966年02月17日 M6.6 中央インド洋海嶺(深さ約15km)
1928年05月31日 M6.5 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
1975年07月14日 M6.5 中央インド洋海嶺(深さ約33km)
1976年11月02日 M6.5 中央インド洋海嶺(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1985年11月16日に中央インド洋海嶺でM6.5の地震が約107kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1975年07月14日に中央インド洋海嶺でM6.5の地震が約267kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1975年07月14日に267kmの距離で発生した中央インド洋海嶺 M6.5(深さ33km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

インド洋と中央インド洋海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はインド洋など方面別予測が現在696予測。また中央インド洋海嶺など震源地別予測が現在2,612予測となっている。

方面別予測において現在、計696予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは489予測。このうちインド洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が50予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,612予測中、Aクラスが49予測、Bクラスが245予測、Cクラスが2,318予測となっており、このうち中央インド洋海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが18予測となっている。

通常時との比較ではインド洋の現在の危険度は100%以下、中央インド洋海嶺の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」中央インド洋海嶺M5.8の類似38事例以降の発震傾向性

今回の中央インド洋海嶺M5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

中央インド洋海嶺を含むインド洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にインド洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、インド洋への繋がりは通常程度と言える。

インド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南東インド洋海嶺 38事例中1例
カールスバーグ海嶺 38事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中27例、中東では38事例中4例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中27例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、中東における繋がりは38事例中4例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

アジア及び中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 38事例中14例
インドネシア 38事例中10例
フィリピン 38事例中5例
台湾 38事例中2例
ネパール 38事例中2例
中国 38事例中1例
マリアナ諸島 38事例中1例

イラン 38事例中2例
トルコ 38事例中1例
アフガニスタン 38事例中1例

また、今回の中央インド洋海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中14例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.6で多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1961年02月27日 M7.0・震度5 日向灘
1968年08月03日 M6.3・震度4 沖縄本島近海
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1987年01月09日 M6.6・震度5 岩手県沿岸北部
1987年04月23日 M6.5・震度5 福島県沖
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
1990年08月05日 M6.2・震度2 本州南方沖
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2000年03月28日 M7.9・震度3 硫黄島近海
2000年08月06日 M7.2・震度4 小笠原諸島西方沖
2010年12月22日 M7.8・震度4 父島近海
2013年10月26日 M7.1・震度4 福島県沖
2015年06月23日 M6.5・震度4 小笠原諸島西方沖
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。