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2020年09月20日大洋州のサンタクルーズ諸島でM5.0、2013年M8.0地震の震源周辺

大洋州のサンタクルーズ諸島でM5.0、2013年M8.0地震の震源周辺


 

USGSによると日本時間2020年09月20日08:22にソロモン諸島やバヌアツに近い大洋州のサンタクルーズ諸島でM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年03月18日にソロモン諸島でM5.5の地震が今回の震源からは約97km離れた場所で起きていた。

 

サンタクルーズ諸島における今回の地震について

日本時間2020年09月20日08:22 M5.0 サンタクルーズ諸島(深さ約10km)

サンタクルーズ諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月04日のM5.6以来46日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約184km離れた位置であった。その前は2020年06月07日のM5.7で、今回の震源から約127km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年03月18日にソロモン諸島でM5.5の地震が今回の震源からは約97km離れた場所で起きていた。

サンタクルーズ諸島はソロモン諸島の東側、バヌアツの北側に当たり、今回の震源周辺では2013年02月06日にM8.0の巨大地震が約70kmの距離で発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にサンタクルーズ諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中27例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは50事例中26例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

サンタクルーズ諸島の最近の地震活動

サンタクルーズ諸島における最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年のサンタクルーズ諸島の1ヶ月当たり平均発生数は15.3回であった。

サンタクルーズ諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にサンタクルーズ諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月12日 M6.6 サンタクルーズ諸島(深さ約112km)
2020年06月07日 M5.8 サンタクルーズ諸島(深さ約35km)
2020年06月07日 M5.7 サンタクルーズ諸島(深さ約38km)
2020年08月04日 M5.6 サンタクルーズ諸島(深さ約90km)
2020年05月13日 M5.0 サンタクルーズ諸島(深さ約10km)
 

サンタクルーズ諸島の過去の地震データ

1901年以降、サンタクルーズ諸島で発生してきたM6.0以上の地震は125回でそのうちM7.0以上であったのが23回。20世紀以降、過去最大だったのは1980年07月17日のM7.9で深さは約33kmであった。

サンタクルーズ諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1980年07月17日 M7.9 サンタクルーズ諸島(深さ約33km)
1957年12月17日 M7.8 サンタクルーズ諸島(深さ約124km)
1966年12月31日 M7.8 サンタクルーズ諸島(深さ約55km)
2009年10月07日 M7.8 サンタクルーズ諸島(深さ約35km)
1934年07月18日 M7.7 サンタクルーズ諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1992年05月27日にサンタクルーズ諸島でM7.0の地震が約40kmの距離(深さ19km)で起きていた他、1921年04月01日にサンタクルーズ諸島でM6.5の地震が約45kmの距離(深さ35km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2013年02月06日に70kmの距離で発生したソロモン諸島 M8.0(深さ24km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とサンタクルーズ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在696予測。またサンタクルーズ諸島など震源地別予測が現在2,674予測となっている。

方面別予測において現在、計696予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは489予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が54予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,674予測中、Aクラスが49予測、Bクラスが248予測、Cクラスが2,377予測となっており、このうちサンタクルーズ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが37予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、サンタクルーズ諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」サンタクルーズ諸島M5.0の類似50事例以降の発震傾向性

今回のサンタクルーズ諸島M5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

サンタクルーズ諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中27例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ソロモン諸島 50事例中7例
パプアニューギニア 50事例中6例
トンガ 50事例中5例
ケルマデック諸島 50事例中5例
フィジー 50事例中5例
バヌアツ 50事例中4例
サンタクルーズ諸島 50事例中1例
ニュージーランド 50事例中1例
ロイヤリティ諸島 50事例中1例
サモア 50事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中26例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは50事例中26例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 50事例中13例
フィリピン 50事例中8例
日本 50事例中6例
台湾 50事例中2例
中国 50事例中2例
ミャンマー 50事例中1例
ミクロネシア 50事例中1例

また、今回のサンタクルーズ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1986年06月24日 M6.4・震度4 千葉県南東沖
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
1994年12月28日 M7.6・震度6 三陸沖(三陸はるか沖地震)
1996年11月07日 M6.6・震度3 父島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。