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2020年09月20日中米エクアドル沖のガラパゴス諸島でM5.4、88日ぶり今年4回目のM5以上地震

中米エクアドル沖のガラパゴス諸島でM5.4、88日ぶり今年4回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月20日18:42に中米沖合のエクアドル・ガラパゴス諸島でM5.4の地震が発生した。

 

エクアドルにおける今回の地震について

日本時間2020年09月20日18:42 M5.4 エクアドル(深さ約10km)

エクアドルでM5.0以上地震が観測されたのは2020年06月24日のM5.1以来88日ぶりで今年4回目。前回の地震は今回の震源から約1,982km離れた位置であった。その前は2020年03月30日のM5.6で、今回の震源から約1,939km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震17事例のうち、その後1ヶ月以内にエクアドルを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは17事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは17事例中12例で平均発生頻度1に対し1.7と多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の17事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは17事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.8でやや少ないと言える。
 

エクアドルの最近の地震活動

エクアドルにおける最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年のエクアドルの1ヶ月当たり平均発生数は1.8回であった。

エクアドルでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生、そのうちM7.0以上の大地震は1回であった。

2019年にエクアドルで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年02月22日 M7.5 エクアドル(深さ約145km)
2019年03月31日 M6.2 エクアドル(深さ約18km)
2019年02月04日 M5.8 エクアドル(深さ約70km)
2019年04月05日 M5.8 エクアドル(深さ約10km)
2019年02月22日 M5.5 エクアドル(深さ約71km)
※海外時間(UTC)

エクアドルでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にエクアドルで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年03月30日 M5.6 エクアドル(深さ約133km)
2020年03月10日 M5.5 エクアドル(深さ約10km)
2020年06月24日 M5.1 エクアドル(深さ約174km)
2020年01月03日 M4.9 エクアドル(深さ約69km)
2020年03月16日 M4.9 エクアドル(深さ約10km)
 

エクアドルの過去の地震データ

1901年以降、エクアドルで発生してきたM6.0以上の地震は68回でそのうちM7.0以上であったのが9回。20世紀以降、過去最大だったのは1906年01月31日のM8.8で深さは約20kmであった。

エクアドルで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1906年01月31日 M8.8 エクアドル(深さ約20km)
1942年05月14日 M7.8 エクアドル(深さ約20km)
2016年04月16日 M7.8 エクアドル(深さ約21km)
1979年12月12日 M7.7 エクアドル(深さ約24km)
1958年01月19日 M7.6 エクアドル(深さ約28km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約300km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

中南米とエクアドルにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在696予測。またエクアドルなど震源地別予測が現在2,674予測となっている。

方面別予測において現在、計696予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは489予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が8予測、Bクラス予測が48予測、Cクラス予測が14予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,674予測中、Aクラスが49予測、Bクラスが248予測、Cクラスが2,377予測となっており、このうちエクアドルに対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが24予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、エクアドルの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」エクアドルM5.4の類似17事例以降の発震傾向性

今回のエクアドルM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた17件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

エクアドルを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは17事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや少ないと言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アルゼンチン 17事例中2例
ニカラグア 17事例中1例
コスタリカ 17事例中1例
コロンビア 17事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが17事例中12例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは17事例中12例で平均発生頻度1に対し1.7と多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 17事例中6例
トンガ 17事例中4例
バヌアツ 17事例中3例
ケルマデック諸島 17事例中3例
ソロモン諸島 17事例中1例
サモア 17事例中1例
ロイヤリティ諸島 17事例中1例
フィジー 17事例中1例
ウォリス・フツナ 17事例中1例
ニューカレドニア 17事例中1例

また、今回のエクアドルにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは17事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1983年05月26日 M7.7・震度5 秋田県沖(昭和58年(1983年)日本海中部地震)
2015年02月17日 M6.9・震度4 三陸沖
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。