• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年09月21日パプアニューギニアでM5.0、08月下旬M6超え連発周辺で続くM5超え地震

パプアニューギニアでM5.0、08月下旬M6超え連発周辺で続くM5超え地震


 

USGSによると日本時間2020年09月21日01:55にパプアニューギニアでM5.0の地震が発生した。08月26日にM6.0とM6.2の地震が起きた周辺で続いているM5以上地震。

 

パプアニューギニアにおける今回の地震について

日本時間2020年09月21日01:55 M5.0 パプアニューギニア(深さ約10km)

パプアニューギニアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月18日のM5.2以来2日ぶりで今年64回目。前回の地震は今回の震源から約757km離れた位置であった。その前は2020年09月17日のM5.1で、今回の震源から約124km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年09月09日にパプアニューギニアでM5.4の地震が今回の震源からは約78km離れた場所で起きていた。

今回の震源周辺では08月26日にM6.0とM6.2の地震が発生し、その後M5を超える地震が頻発している。今回が9回目に当たる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震44事例のうち、その後1ヶ月以内にパプアニューギニアを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは44事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは44事例中27例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、南太平洋における繋がりは44事例中1例で平均発生頻度1に対し1.2で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の44事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは44事例中8例であった。これは通常時の1に対し0.8で通常程度と言える。
 

パプアニューギニアの最近の地震活動

パプアニューギニアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が23回。2019年にパプアニューギニアの1ヶ月当たり平均発生数は30.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

パプアニューギニアでは2019年にM6.0以上の地震が9回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にパプアニューギニアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月14日 M7.6 パプアニューギニア(深さ約10km)
2019年05月06日 M7.1 パプアニューギニア(深さ約146km)
2019年02月17日 M6.4 パプアニューギニア(深さ約368km)
2019年07月15日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約42km)
2019年01月17日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

パプアニューギニアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が8回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にパプアニューギニアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月17日 M7.0 パプアニューギニア(深さ約80km)
2020年04月25日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約17km)
2020年02月09日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約31km)
2020年08月25日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約22km)
2020年05月07日 M6.1 パプアニューギニア(深さ約466km)
 

パプアニューギニアの過去の地震データ

1901年以降、パプアニューギニアで発生してきたM6.0以上の地震は807回でそのうちM7.0以上であったのが82回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年07月26日のM8.1で深さは約40kmであった。

パプアニューギニアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年07月26日 M8.1 パプアニューギニア(深さ約40km)
1906年09月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約35km)
1971年07月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約40km)
2000年11月16日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約33km)
1916年01月01日 M7.9 パプアニューギニア(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1937年09月23日にパプアニューギニアでM6.9の地震が約27kmの距離(深さ35km)で起きていた他、1932年01月29日にパプアニューギニアでM7.2の地震が約46kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1971年07月14日に98kmの距離で発生したパプアニューギニア M8.0(深さ40km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とパプアニューギニアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在696予測。またパプアニューギニアなど震源地別予測が現在2,674予測となっている。

方面別予測において現在、計696予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは489予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が54予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,674予測中、Aクラスが49予測、Bクラスが248予測、Cクラスが2,377予測となっており、このうちパプアニューギニアに対してはAクラスが8予測、Bクラスが39予測、Cクラスが24予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、パプアニューギニアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パプアニューギニアM5.0の類似44事例以降の発震傾向性

今回のパプアニューギニアM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた44件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パプアニューギニアを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは44事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 44事例中8例
フィジー 44事例中6例
バヌアツ 44事例中5例
ケルマデック諸島 44事例中5例
ソロモン諸島 44事例中4例
ニュージーランド 44事例中2例
サモア 44事例中2例
ニューカレドニア 44事例中2例
オーストラリア南方 44事例中1例
トンガ 44事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが44事例中27例、南太平洋では44事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは44事例中27例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、南太平洋における繋がりは44事例中1例で平均発生頻度1に対し1.2で通常程度という結果であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 44事例中13例
フィリピン 44事例中8例
日本 44事例中8例
中国 44事例中5例
台湾 44事例中2例
ネパール 44事例中2例
マリアナ諸島 44事例中2例
ミャンマー 44事例中1例
東ティモール 44事例中1例

東太平洋海嶺 44事例中1例

また、今回のパプアニューギニアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは44事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1987年04月23日 M6.5・震度5 福島県沖
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2010年12月22日 M7.8・震度4 父島近海
2015年05月13日 M6.8・震度5強 宮城県沖
2016年01月14日 M6.7・震度5弱 浦河沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。