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2020年09月21日トルコ中部でM5.3、47日ぶり今年14回目のM5以上地震

トルコ中部でM5.3、47日ぶり今年14回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月21日04:08にトルコ中部でM5.3の地震が発生した。

 

トルコにおける今回の地震について

日本時間2020年09月21日04:08 M5.3 トルコ(深さ約10km)

トルコでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月04日のM5.5以来47日ぶりで今年14回目。前回の地震は今回の震源から約515km離れた位置であった。その前は2020年06月26日のM5.2で、今回の震源から約687km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震35事例のうち、その後1ヶ月以内にトルコを含む中東でM7クラス以上の地震が起きていたのは35事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは35事例中20例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、欧州における繋がりは35事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の35事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは35事例中7例であった。これは通常時の1に対し0.9で通常程度と言える。
 

トルコの最近の地震活動

トルコにおける最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は1回発生しており、2019年のトルコの1ヶ月当たり平均発生数は1.3回であった。

トルコでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にトルコで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月08日 M5.9 トルコ(深さ約11km)
2019年03月20日 M5.7 トルコ(深さ約8km)
2019年09月26日 M5.7 トルコ(深さ約8km)
※海外時間(UTC)

トルコでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にトルコで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月24日 M6.7 トルコ(深さ約10km)
2020年02月23日 M6.0 トルコ(深さ約10km)
2020年06月14日 M5.9 トルコ(深さ約10km)
2020年02月23日 M5.7 トルコ(深さ約6km)
2020年01月22日 M5.6 トルコ(深さ約9km)
 

トルコの過去の地震データ

1901年以降、トルコで発生してきたM6.0以上の地震は66回でそのうちM7.0以上であったのが16回。20世紀以降、過去最大だったのは1939年12月26日のM7.8で深さは約20kmであった。

トルコで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1939年12月26日 M7.8 トルコ(深さ約20km)
1944年02月01日 M7.6 トルコ(深さ約30km)
1999年08月17日 M7.6 トルコ(深さ約17km)
1943年11月26日 M7.5 トルコ(深さ約20km)
1967年07月22日 M7.4 トルコ(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1938年04月19日にトルコでM6.6の地震が約137kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1943年11月26日にトルコでM7.5の地震が約268kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1944年02月01日に268kmの距離で発生したトルコ M7.6(深さ30km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中東とトルコにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中東など方面別予測が現在696予測。またトルコなど震源地別予測が現在2,674予測となっている。

方面別予測において現在、計696予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは489予測。このうち中東に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が58予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,674予測中、Aクラスが49予測、Bクラスが248予測、Cクラスが2,377予測となっており、このうちトルコに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが29予測となっている。

通常時との比較では中東の現在の危険度は100%以下、トルコの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トルコM5.3の類似35事例以降の発震傾向性

今回のトルコM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた35件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トルコを含む中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは35事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは少ないと言える。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ジョージア 35事例中1例
トルクメニスタン 35事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが35事例中20例、欧州では35事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは35事例中20例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、欧州における繋がりは35事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

アジア及び欧州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 35事例中7例
インドネシア 35事例中5例
フィリピン 35事例中4例
台湾 35事例中4例
中国 35事例中2例
インド 35事例中1例
マリアナ諸島 35事例中1例
セレベス海 35事例中1例

アイスランド 35事例中1例

また、今回のトルコにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは35事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.9で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1952年10月27日 M6.5・震度3 三陸沖
1983年04月30日 M6.4・震度3 十勝沖
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2016年01月14日 M6.7・震度5弱 浦河沖
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。