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2020年09月21日東太平洋海嶺でM5.9、183日ぶり今年2回目のM6クラス以上地震

東太平洋海嶺でM5.9、183日ぶり今年2回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月21日22:37に東太平洋海嶺でM5.9の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年03月23日に東太平洋海嶺でM6.1の地震が今回の震源からは約94km離れた場所で起きていた。

 

東太平洋海嶺における今回の地震について

日本時間2020年09月21日22:37 M5.9 東太平洋海嶺(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月21日にフィリピンで発生したM5.8以来で、2020年としては290回目となる(発生日時は日本時間)。

東太平洋海嶺でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年03月22日のM6.1以来183日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約94km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2019年12月25日のM6.1で、今回の震源から約2,286km離れていた。

東太平洋では前日09月20日にエクアドルのガラパゴス諸島でM5.4の地震が発生しており、震源の位置は今回から北東方向に約1,200km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内に東太平洋海嶺を含む南太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは38事例中16例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、北米における繋がりは38事例中6例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

東太平洋海嶺の最近の地震活動

東太平洋海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が0回。2019年に東太平洋海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は3.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

東太平洋海嶺では2019年にM6.0以上の地震が3回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に東太平洋海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月25日 M6.1 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年08月02日 M6.0 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年10月01日 M6.0 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年01月30日 M5.9 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年05月16日 M5.9 東太平洋海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

東太平洋海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に東太平洋海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年03月22日 M6.1 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年02月27日 M5.2 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年05月27日 M5.2 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年07月04日 M5.2 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年01月05日 M4.9 東太平洋海嶺(深さ約10km)
 

東太平洋海嶺の過去の地震データ

1901年以降、東太平洋海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は110回でそのうちM7.0以上であったのが2回。20世紀以降、過去最大だったのは1920年03月20日のM7.0で深さは約10kmであった。

東太平洋海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1920年03月20日 M7.0 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2014年10月09日 M7.0 東太平洋海嶺(深さ約17km)
1970年01月21日 M6.7 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2001年08月06日 M6.7 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2014年10月09日 M6.6 東太平洋海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

南太平洋と東太平洋海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は南太平洋など方面別予測が現在709予測。また東太平洋海嶺など震源地別予測が現在2,738予測となっている。

方面別予測において現在、計709予測中、Aクラスは43予測、Bクラスは167予測、Cクラスは499予測。このうち南太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が26予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,738予測中、Aクラスが50予測、Bクラスが251予測、Cクラスが2,437予測となっており、このうち東太平洋海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では南太平洋の現在の危険度は100%以下、東太平洋海嶺の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」東太平洋海嶺M5.9の類似38事例以降の発震傾向性

今回の東太平洋海嶺M5.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

東太平洋海嶺を含む南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりはやや多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

イースター島 38事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中16例、北米では38事例中6例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは38事例中16例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、北米における繋がりは38事例中6例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

中南米及び北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

ペルー 38事例中4例
メキシコ 38事例中4例
チリ 38事例中3例
ニカラグア 38事例中1例
グアテマラ 38事例中1例
トリニダード・トバゴ 38事例中1例
パナマ 38事例中1例
ブラジル 38事例中1例
ホンジュラス 38事例中1例
バルバドス 38事例中1例

米国 38事例中4例
アラスカ 38事例中2例

また、今回の東太平洋海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1986年02月04日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。