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2020年09月22日ロシア・イルクーツク近いバイカル湖南端付近でM5.5、周辺で8年ぶりM6クラス地震

ロシア・イルクーツク近いバイカル湖南端付近でM5.5、周辺で8年ぶりM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年09月22日03:04にロシア・イルクーツクに近いバイカル湖南端付近ででM5.5の地震が発生した。

 

ロシアにおける今回の地震について

日本時間2020年09月22日03:04 M5.5 ロシア(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月21日に東太平洋海嶺で発生したM5.9以来で、2020年としては291回目となる(発生日時は日本時間)。

今回の震源はロシア・イルクーツクに近いバイカル湖南端付近で、モンゴルとの国境沿い。最近では2017年04月03日にM5.0の地震が起きていた程度の地域であるが、モンゴル側では1905年にM8.0とM8.3の巨大地震を観測した例がある。

周辺で発生したM5.5を超えるM6クラス以上の地震としては2012年02月26日のM6.7以来8年ぶり。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震17事例のうち、その後1ヶ月以内にロシアを含むロシアでM7クラス以上の地震が起きていたのは17事例中3例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは17事例中16例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の17事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは17事例中4例であった。これは通常時の1に対し1.0で通常程度と言える。
 

ロシアの最近の地震活動

千島列島やカムチャッカ半島、サハリンなど沿岸部を除くロシア内陸部における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が0回。2019年にロシアの1ヶ月当たり平均発生数は4.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

2020年にロシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月09日 M6.4 ロシア(深さ約10km)
2020年01月09日 M4.9 ロシア(深さ約10km)
2020年06月02日 M4.9 ロシア(深さ約10km)
2020年01月09日 M4.8 ロシア(深さ約10km)
2020年01月09日 M4.7 ロシア(深さ約10km)
 

ロシアの過去の地震データ

1901年以降、千島列島やカムチャッカ半島、サハリンなど沿岸部を除くロシアで発生してきたM6.0以上の地震は62回でそのうちM7.0以上であったのが6回。20世紀以降、過去最大だったのは2006年04月20日のM7.6で深さは約22kmであった。

ロシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2006年04月20日 M7.6 ロシア(深さ約22km)
1957年06月27日 M7.4 ロシア(深さ約25km)
2003年09月27日 M7.3 ロシア(深さ約16km)
1938年10月19日 M7.1 ロシア(深さ約10km)
1951年04月14日 M7.1 ロシア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1950年04月04日にロシアでM6.9の地震が約255kmの距離(深さ35km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))。
 

ロシア(方面)とロシア内陸部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はロシアなど方面別予測が現在713予測。またロシアなど震源地別予測が現在2,791予測となっている。

方面別予測において現在、計713予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは169予測、Cクラスは502予測。このうちロシアに対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が4予測、Cクラス予測が64予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,791予測中、Aクラスが49予測、Bクラスが252予測、Cクラスが2,490予測となっており、このうちロシア内陸部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが24予測となっている。

通常時との比較ではロシア(方面)の現在の危険度は100%以下、ロシア内陸部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ロシアM5.5の類似17事例以降の発震傾向性

今回のロシアM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた17件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ロシアを含むロシアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは17事例中3例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは通常程度と言える。

ロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ロシア 17事例中1例
カムチャッカ半島 17事例中1例
オホーツク海 17事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが17事例中16例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは17事例中16例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 17事例中8例
フィリピン 17事例中4例
日本 17事例中4例
ミャンマー 17事例中2例
台湾 17事例中1例
グアム 17事例中1例

また、今回のロシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは17事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.0で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
2003年09月26日 M8.0・震度6弱 十勝沖(2003年十勝沖地震)
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。