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2020年09月24日フィリピン南部でM5.3、3日前M5.8地震の震源付近

フィリピン南部でM5.3、3日前M5.8地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年09月24日11:25にフィリピン南部でM5.3の地震が発生した。今回の震源付近では日本時間09月21日にM5.8の地震が起きていた。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年09月24日11:25 M5.3 フィリピン(深さ約17km)

フィリピンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月20日のM5.3以来3日ぶりで今年44回目。前回の地震は今回の震源から約18km離れた位置であった。その前は2020年09月20日のM5.8で、今回の震源から約18km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年09月20日にフィリピンでM5.3の地震が今回の震源からは約18km離れた場所で起きていた。

上記の通り今回の震源付近では日本時間09月21日(現地時間09月20日)にM5.8とM5.3の地震が相次いで発生しており、その後も09月24日にM4.7が起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内にフィリピンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは23事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは23事例中14例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の23事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは23事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.6で少ないと言える。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が12回。2019年にフィリピンの1ヶ月当たり平均発生数は27.1回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィリピンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.6 フィリピン(深さ約10km)
2020年08月01日 M6.4 フィリピン(深さ約480km)
2020年09月06日 M6.3 フィリピン(深さ約119km)
2020年03月26日 M6.1 フィリピン(深さ約54km)
2020年02月06日 M6.0 フィリピン(深さ約44km)
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は421回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1980年06月18日にフィリピンでM6.8の地震が約14kmの距離(深さ54km)で起きていた他、1952年03月19日にフィリピンでM7.3の地震が約42kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1911年07月12日に86kmの距離で発生したフィリピン M7.7(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在720予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在2,860予測となっている。

方面別予測において現在、計720予測中、Aクラスは43予測、Bクラスは169予測、Cクラスは508予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が20予測、Bクラス予測が51予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,860予測中、Aクラスが50予測、Bクラスが254予測、Cクラスが2,556予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが3予測、Bクラスが16予測、Cクラスが46予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、フィリピンの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM5.3の類似23事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 23事例中8例
フィリピン 23事例中4例
日本 23事例中3例
中国 23事例中2例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中14例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは23事例中14例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 23事例中8例
ケルマデック諸島 23事例中4例
フィジー 23事例中2例
サンタクルーズ諸島 23事例中1例
バヌアツ 23事例中1例
マッコーリー島 23事例中1例
ニュージーランド 23事例中1例
サモア 23事例中1例
ソロモン諸島 23事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは23事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1969年04月01日 M6.5・震度3 日本海中部
2016年01月14日 M6.7・震度5弱 浦河沖
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。