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2020年09月26日宮城県沖でM4.4・震度1、1936年のM7.4宮城県沖地震付近

宮城県沖でM4.4・震度1、1936年のM7.4宮城県沖地震付近


 

気象庁によると2020年09月26日03:07に宮城県沖でM4.4・震度1の地震が発生した。宮城県沖で有感地震が記録されたのは12日ぶり。今年59回目となる有感地震であった。

 

宮城県沖における今回の地震について

2020年09月26日03:07 M4.4・震度1 宮城県沖(深さ約40km)

宮城県沖で有感地震が観測されたのは2020年09月14日のM4.0・震度1以来12日ぶり。今回の震源からは約41km離れた場所で深さは41kmであった。その前は2020年09月13日のM4.2・震度2で、今回の震源から約20km離れた場所で深さは39kmであった。

今回の震源付近では1936年11月03日にM7.4・震度5の1936年宮城県沖地震が距離約5kmの近さで発生していた。深さは61kmであった。深さ40km前後の事例としては1967年01月17日のM6.4・震度4が深さ36km、震源の距離約7kmの位置で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内に宮城県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは26事例中14例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは26事例中6例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、千島海溝における繋がりは26事例中6例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

宮城県沖と東北地方の最近の地震活動

宮城県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が249回であるのに対し2019年に宮城県沖における1週間平均値は167回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

宮城県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は1,163回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては59回目。宮城県沖では2019年に98回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計58回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が36回、M4.0~4.9が18回、M5.0以上が3回となっている。

宮城県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月12日 M6.2 震度4 宮城県沖
2020年05月18日 M5.2 震度4 宮城県沖
2020年04月20日 M6.2 震度4 宮城県沖
2018年10月26日 M5.7 震度4 宮城県沖
2018年09月19日 M5.0 震度3 宮城県沖

宮城県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

宮城県沖の過去の地震データ

1919年以降、宮城県沖で発生してきた有感地震は4,389回でそのうちM5.0以上であったのが270回。またM6.0以上は47回でM7.0以上の大地震は7回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1936年11月03日のM7.4・震度5(1936年宮城県沖地震)で深さは61kmであった。

宮城県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1936年11月03日 M7.4 震度5 宮城県沖(1936年宮城県沖地震)
1978年06月12日 M7.4 震度5 宮城県沖(1978年宮城県沖地震)
2005年08月16日 M7.2 震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2011年04月07日 M7.2 震度6強 宮城県沖
1933年06月19日 M7.1 震度4 宮城県沖

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1956年11月21日に宮城県沖でM6.1・震度3の地震が約2kmの距離(深さ64km)で起きていた他、1936年11月03日に宮城県沖でM7.4・震度5の地震が約5kmの距離(深さ61km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1936年11月03日に約5kmの距離で発生した宮城県沖M7.4・震度5(深さ61km)であった。
 

東北地方と宮城県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在308予測。また宮城県沖など震源地別予測が現在1005予測となっている。

方面別予測において現在、計308予測中、Aクラスは15予測、Bクラスは44予測、Cクラスは249予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が17予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計1005予測中、Aクラスが21予測、Bクラスが105予測、Cクラスが879予測となっており、このうち宮城県沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが6予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、宮城県沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」宮城県沖M4.4の類似26事例以後の発震傾向性

今回の宮城県沖M4.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

宮城県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中14例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 26事例中8例
三陸沖 26事例中8例
岩手県沖 26事例中4例
宮城県沖 26事例中3例
福島県浜通り 26事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中6例、千島海溝では26事例中6例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは26事例中6例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、千島海溝における繋がりは26事例中6例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 26事例中3例
関東東方沖 26事例中2例
茨城県北部 26事例中2例
千葉県東方沖 26事例中1例
千葉県北東部 26事例中1例
茨城県南部 26事例中1例

十勝沖 26事例中3例
北海道東方沖 26事例中2例
千島列島南東沖 26事例中1例
千島列島 26事例中1例
釧路沖 26事例中1例
根室半島南東沖 26事例中1例
 

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※画像は気象庁より。