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2020年09月26日与那国島近海でM4.8・震度1、43日ぶり今年15回目の有感地震

与那国島近海でM4.8・震度1、43日ぶり今年15回目の有感地震


 

気象庁によると2020年09月26日15:24に与那国島近海でM4.8・震度1の地震が発生した。与那国島近海で有感地震が記録されたのは43日ぶり。今年15回目となる有感地震であった。

 

与那国島近海における今回の地震について

2020年09月26日15:24 M4.8・震度1 与那国島近海(深さ約30km)

与那国島近海で有感地震が観測されたのは2020年08月14日のM4.1・震度1以来43日ぶり。今回の震源からは約62km離れた場所で深さは18kmであった。その前は2020年08月12日のM4.6・震度1で、今回の震源から約63km離れた場所で深さは18kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震48事例のうち、その後1ヶ月以内に与那国島近海を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは48事例中10例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは48事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

与那国島近海と沖縄地方の最近の地震活動

与那国島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が17回であるのに対し2019年に与那国島近海における1週間平均値は20回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

与那国島近海を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は296回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては15回目。与那国島近海では2019年に4回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計14回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が5回、M5.0以上が9回となっている。

与那国島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年07月26日 M5.5 震度2 与那国島近海
2020年06月19日 M5.6 震度2 与那国島近海
2020年06月19日 M5.2 震度1 与那国島近海
2020年06月15日 M5.4 震度1 与那国島近海
2020年06月15日 M5.5 震度1 与那国島近海

与那国島近海を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月26日の与那国島近海M5.5・震度2が挙げられる。
 

与那国島近海の過去の地震データ

1919年以降、与那国島近海で発生してきた有感地震は353回でそのうちM5.0以上であったのが160回。またM6.0以上は35回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1947年09月27日のM7.4・震度5で深さは96kmであった。

与那国島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1947年09月27日 M7.4 震度5 与那国島近海
1966年03月13日 M7.3 震度5 与那国島近海
2001年12月18日 M7.3 震度4 与那国島近海
1978年12月23日 M6.9 震度3 与那国島近海
1946年12月19日 M6.8 震度4 与那国島近海

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1995年05月16日に与那国島近海でM5.3・震度2の地震が約5kmの距離(深さ36km)で起きていた他、1997年10月31日に与那国島近海でM5.5・震度2の地震が約6kmの距離(深さ31km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1937年11月26日に約33kmの距離で発生した西表島付近M6.5・震度3(深さ58km)であった。
 

沖縄地方と与那国島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在308予測。また与那国島近海など震源地別予測が現在1005予測となっている。

方面別予測において現在、計308予測中、Aクラスは15予測、Bクラスは44予測、Cクラスは249予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が17予測となっている。

また震源地予測では現在、計1005予測中、Aクラスが21予測、Bクラスが105予測、Cクラスが879予測となっており、このうち与那国島近海に対してはAクラスが1予測、Bクラスが4予測、Cクラスが13予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%以上、与那国島近海の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」与那国島近海M4.8の類似48事例以後の発震傾向性

今回の与那国島近海M4.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた48件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

与那国島近海を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは48事例中10例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは通常程度と言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

与那国島近海 48事例中4例
奄美大島北西沖 48事例中3例
奄美大島近海 48事例中2例
西表島付近 48事例中1例
沖縄本島近海 48事例中1例
奄美大島北東沖 48事例中1例
宮古島北西沖 48事例中1例
宮古島近海 48事例中1例
石垣島南方沖 48事例中1例

また、アジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが48事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは48事例中5例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

台湾付近 48事例中3例
マリアナ諸島 48事例中2例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。