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2020年09月27日アフリカ南方沖合でM6.1、1942年M8.0巨大地震の震源周辺

アフリカ南方沖合でM6.1、1942年M8.0巨大地震の震源周辺


 

USGSによると日本時間2020年09月27日02:10にアフリカ南方沖合でM6.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年03月20日にアフリカ南方沖合でM5.2の地震が今回の震源からは約60km離れた場所で起きていた。

 

アフリカ南方沖合における今回の地震について

日本時間2020年09月27日02:10 M6.1 アフリカ南方沖合(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月19日に大西洋中央海嶺で発生したM6.9以来8日ぶりで、2020年としては94回目となる(発生日時は日本時間)。

アフリカ南方沖合でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月09日のM5.7以来48日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約2,254km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2019年12月09日のM5.6で、今回の震源から約2,281km離れていた。

今回の震源周辺では約231kmの距離で1942年11月10日にM8.0の巨大地震が同程度の深さで発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震13事例のうち、その後1ヶ月以内にアフリカ南方沖合を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは13事例中3例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは13事例中2例で平均発生頻度1に対し1.5と多い、アジアにおける繋がりは13事例中11例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の13事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは13事例中6例であった。これは通常時の1に対し2.0で多いと言える。
 

アフリカ南方沖合の最近の地震活動

アフリカ南方沖合における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が1回。2019年にアフリカ南方沖合の1ヶ月当たり平均発生数は2.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

アフリカ南方沖合では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にアフリカ南方沖合で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月09日 M5.6 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

アフリカ南方沖合では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にアフリカ南方沖合で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月09日 M5.7 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
2020年01月10日 M5.4 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
2020年03月20日 M5.2 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
2020年02月09日 M5.1 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
2020年01月01日 M5.0 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
 

アフリカ南方沖合の過去の地震データ

1901年以降、アフリカ南方沖合で発生してきたM6.0以上の地震は12回でそのうちM7.0以上であったのが1回。20世紀以降、過去最大だったのは1942年11月10日のM8.0で深さは約10kmであった。

アフリカ南方沖合で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1942年11月10日 M8.0 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
1980年11月11日 M6.7 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
2018年01月28日 M6.6 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
1956年08月14日 M6.4 アフリカ南方沖合(深さ約15km)
1991年03月11日 M6.4 アフリカ南方沖合(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1942年11月10日にアフリカ南方沖合でM8.0の地震が約231kmの距離(深さ10km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大西洋とアフリカ南方沖合における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在703予測。またアフリカ南方沖合など震源地別予測が現在2,829予測となっている。

方面別予測において現在、計703予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは163予測、Cクラスは498予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が5予測、Cクラス予測が61予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,829予測中、Aクラスが50予測、Bクラスが249予測、Cクラスが2,530予測となっており、このうちアフリカ南方沖合に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%前後、アフリカ南方沖合の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アフリカ南方沖合M6.1の類似13事例以降の発震傾向性

今回のアフリカ南方沖合M6.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた13件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アフリカ南方沖合を含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは13事例中3例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは多いと言える。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

大西洋中央海嶺 13事例中2例
北大西洋 13事例中1例

それ以外では中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが13事例中2例、アジアでは13事例中11例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは13事例中2例で平均発生頻度1に対し1.5と多い、アジアにおける繋がりは13事例中11例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

中東及びアジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

イラン 13事例中1例
ウズベキスタン 13事例中1例

日本 13事例中6例
フィリピン 13事例中4例
インドネシア 13事例中3例
台湾 13事例中1例
マリアナ諸島 13事例中1例

また、今回のアフリカ南方沖合における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは13事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し2.0で多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1968年06月12日 M7.2・震度4 三陸沖
1969年04月21日 M6.5・震度4 日向灘
1984年03月06日 M7.6・震度4 鳥島近海
2003年05月26日 M7.1・震度6弱 宮城県沖
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。