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2020年09月27日長崎県南西部でM2.5・震度1、2年2ヶ月ぶりの有感地震

長崎県南西部でM2.5・震度1、2年2ヶ月ぶりの有感地震


 

気象庁によると2020年09月27日07:38に長崎県南西部でM2.5・震度1の地震が発生した。長崎県南西部で有感地震が記録されたのは801日ぶり。今年1回目となる有感地震であった。

 

長崎県南西部における今回の地震について

2020年09月27日07:38 M2.5・震度1 長崎県南西部(深さ約10km)

長崎県南西部で有感地震が観測されたのは2018年07月19日のM2.2・震度1以来801日ぶり。今回の震源からは約32km離れた場所で深さは10kmであった。その前は2016年05月10日のM2.8・震度1で、今回の震源から約14km離れた場所で深さは13kmであった。

今回の震源から東側には雲仙断層群が走っており、M7.1~M7.3程度の地震が30年以内に最大4%の確率で予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内に長崎県南西部を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは14事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9と多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

長崎県南西部と九州地方の最近の地震活動

長崎県南西部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が1回であるのに対し2019年に長崎県南西部における1週間平均値は2回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

長崎県南西部を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は413回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。長崎県南西部では2019年に有感地震は発生しなかった。

長崎県南西部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
1922年12月08日 M5.8 震度1 長崎県南西部

長崎県南西部を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

長崎県南西部の過去の地震データ

1919年以降、長崎県南西部で発生してきた有感地震は88回でそのうちM5.0以上は1回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1922年12月08日のM5.8・震度1で深さは13kmであった。

長崎県南西部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1922年12月08日 M5.8 震度1 長崎県南西部

今回の震源から10km以内ではこれまでにM5.0以上の有感地震は発生してこなかった。
 

九州地方と長崎県南西部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在328予測。また長崎県南西部など震源地別予測が現在1121予測となっている。

方面別予測において現在、計328予測中、Aクラスは14予測、Bクラスは47予測、Cクラスは267予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が25予測となっている。

また震源地予測では現在、計1121予測中、Aクラスが21予測、Bクラスが102予測、Cクラスが998予測となっており、このうち長崎県南西部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、長崎県南西部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」長崎県南西部M2.5の類似14事例以後の発震傾向性

今回の長崎県南西部M2.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

長崎県南西部を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

薩摩半島西方沖 14事例中1例

また、中国地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが14事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9と多いと言える。

中国地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

島根県東部 14事例中1例

追記:09月27日の長崎県南西部M2.5・震度1は天草灘に、地震の規模と震度は変わらず
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。