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2020年09月27日静岡県西部でM5.3・震度4、M5を超える規模の地震はおよそ20年ぶり

静岡県西部でM5.3・震度4、M5を超える規模の地震はおよそ20年ぶり


 

気象庁によると2020年09月27日13:13に静岡県西部でM5.3・震度4の地震が発生した。静岡県西部で有感地震が記録されたのは58日ぶり。今年4回目となる有感地震であった。

 

静岡県西部における今回の地震について

2020年09月27日13:13 M5.3・震度4 静岡県西部(深さ約50km)

静岡県西部で有感地震が観測されたのは2020年07月31日のM2.9・震度1以来58日ぶり。今回の震源からは約6km離れた場所で深さは42kmであった。その前は2020年05月31日のM3.0・震度1で、今回の震源から約14km離れた場所で深さは26kmであった。

静岡県西部でM5を超える規模の地震が観測されたのは2001年02月23日のM5.0・震度4以来およそ20年ぶり。震度4以上の揺れを記録したのは2007年06月01日のM4.3・震度4以来およそ13年ぶりであった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていないが周辺では715年にM6.5以上の地震が発生していた記録がある。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震11事例のうち、その後1ヶ月以内に静岡県西部を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは11事例中3例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、関西地方における繋がりは11事例中2例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

静岡県西部と中部地方の最近の地震活動

静岡県西部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が18回であるのに対し2019年に静岡県西部における1週間平均値は34回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

静岡県西部を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は509回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては4回目。静岡県西部では2019年に11回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計3回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が2回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

静岡県西部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2001年02月23日 M5.0 震度4 静岡県西部
1983年11月24日 M5.2 震度3 静岡県西部
1983年03月16日 M5.7 震度4 静岡県西部
1949年06月17日 M5.1 震度3 静岡県西部
1948年08月13日 M5.0 震度3 静岡県西部

静岡県西部を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月29日の長野県中部M5.3・震度4が挙げられる。
 

静岡県西部の過去の地震データ

1919年以降、静岡県西部で発生してきた有感地震は236回でそのうちM5.0以上は10回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1983年03月16日のM5.7・震度4で深さは40kmであった。

静岡県西部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1983年03月16日 M5.7 震度4 静岡県西部
1935年04月09日 M5.6 震度3 静岡県西部
1947年02月21日 M5.5 震度3 静岡県西部
1945年06月21日 M5.4 震度3 静岡県西部
1983年11月24日 M5.2 震度3 静岡県西部

また今回の震源から約30km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1947年02月21日に静岡県西部でM5.5・震度3の地震が約24kmの距離(深さ7km)で起きていた他、1947年06月21日に愛知県東部でM5.0・震度2の地震が約25kmの距離(深さ42km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約30km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1947年02月21日に約24kmの距離で発生した静岡県西部M5.5・震度3(深さ7km)であった。
 

中部地方と静岡県西部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在328予測。また静岡県西部など震源地別予測が現在1121予測となっている。

方面別予測において現在、計328予測中、Aクラスは14予測、Bクラスは47予測、Cクラスは267予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が20予測となっている。

また震源地予測では現在、計1121予測中、Aクラスが21予測、Bクラスが102予測、Cクラスが998予測となっており、このうち静岡県西部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、静岡県西部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」静岡県西部M5.3の類似11事例以後の発震傾向性

今回の静岡県西部M5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

今回の静岡県西部M5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、静岡県西部を含む中部地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが11事例中3例、関西地方では11事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは11事例中3例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、関西地方における繋がりは11事例中2例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

関東地方及び関西地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 11事例中2例
千葉県東方沖 11事例中2例

和歌山県南方沖 11事例中1例
三重県南東沖 11事例中1例

追記:09月27日の静岡県西部M5.3は地震の規模がM5.1に、震度は4で変わらず
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。