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2020年09月28日南サンドイッチ諸島でM5.1、3日前のM5超え地震から260km西側で

南サンドイッチ諸島でM5.1、3日前のM5超え地震から260km西側で


 

USGSによると日本時間2020年09月28日17:46に南サンドイッチ諸島でM5.1の地震が発生した。南サンドイッチ諸島では3日前にもM5.1の地震が今回の震源から約260km離れた位置で起きていた。

 

南サンドイッチ諸島における今回の地震について

日本時間2020年09月28日17:46 M5.1 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)

南サンドイッチ諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月25日のM5.1以来3日ぶりで今年43回目。前回の地震は今回の震源から約266km東側に離れた位置であった。その前は2020年09月02日のM5.1で、今回の震源から約406km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離200km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年04月16日に南サンドイッチ諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約153km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内に南サンドイッチ諸島を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは24事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは24事例中10例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、北極・南極における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し2.7で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の24事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは24事例中7例であった。これは通常時の1に対し1.3でやや多いと言える。
 

南サンドイッチ諸島の最近の地震活動

南サンドイッチ諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が5回。2019年に南サンドイッチ諸島の1ヶ月当たり平均発生数は14.4回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

南サンドイッチ諸島では2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に南サンドイッチ諸島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月27日 M6.6 南サンドイッチ諸島(深さ約16km)
2019年04月09日 M6.5 南サンドイッチ諸島(深さ約38km)
2019年04月05日 M6.4 南サンドイッチ諸島(深さ約57km)
2019年11月05日 M6.3 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
2019年11月02日 M6.1 南サンドイッチ諸島(深さ約8km)
※海外時間(UTC)

南サンドイッチ諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に南サンドイッチ諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月26日 M6.3 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
2020年01月20日 M6.1 南サンドイッチ諸島(深さ約93km)
2020年02月08日 M6.0 南サンドイッチ諸島(深さ約16km)
2020年03月26日 M5.5 南サンドイッチ諸島(深さ約66km)
2020年04月03日 M5.4 南サンドイッチ諸島(深さ約25km)
 

南サンドイッチ諸島の過去の地震データ

1901年以降、南サンドイッチ諸島で発生してきたM6.0以上の地震は201回でそのうちM7.0以上であったのが19回。20世紀以降、過去最大だったのは1929年06月27日のM8.1で深さは約15kmであった。

南サンドイッチ諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1929年06月27日 M8.1 南サンドイッチ諸島(深さ約15km)
1964年05月26日 M7.8 南サンドイッチ諸島(深さ約125km)
1933年08月28日 M7.5 南サンドイッチ諸島(深さ約35km)
2006年01月02日 M7.4 南サンドイッチ諸島(深さ約13km)
2016年08月19日 M7.4 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1943年03月09日に南サンドイッチ諸島でM7.0の地震が約37kmの距離(深さ20km)で起きていた他、1966年09月14日に南サンドイッチ諸島でM6.7の地震が約165kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1943年03月09日に37kmの距離で発生した南サンドイッチ諸島 M7.0(深さ20km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大西洋と南サンドイッチ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在712予測。また南サンドイッチ諸島など震源地別予測が現在2,891予測となっている。

方面別予測において現在、計712予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは505予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が60予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,891予測中、Aクラスが52予測、Bクラスが247予測、Cクラスが2,592予測となっており、このうち南サンドイッチ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが54予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%前後、南サンドイッチ諸島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」南サンドイッチ諸島M5.1の類似24事例以降の発震傾向性

今回の南サンドイッチ諸島M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

南サンドイッチ諸島を含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりはやや少ないと言える。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南サンドイッチ諸島 24事例中1例
大西洋中央海嶺 24事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中10例、北極・南極では24事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは24事例中10例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、北極・南極における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し2.7で多いという結果であった。

中南米及び北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

チリ 24事例中3例
ペルー 24事例中2例
エクアドル 24事例中2例
ニカラグア 24事例中1例
コロンビア 24事例中1例
メキシコ 24事例中1例
ブラジル 24事例中1例
ジャマイカ 24事例中1例

サウスシェトランド諸島 24事例中1例

また、今回の南サンドイッチ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは24事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.3でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2011年04月11日 M7.0・震度6弱 福島県浜通り
2015年05月30日 M8.1・震度5強 小笠原諸島西方沖
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。