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2020年09月29日グアム島の東方沖でM5.0、126日ぶり今年6回目のM5以上地震

グアム島の東方沖でM5.0、126日ぶり今年6回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月29日10:03にグアム島の東方沖でM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月24日にマリアナ諸島でM5.9の地震が今回の震源からは約64km離れた場所で起きていた。

 

グアムにおける今回の地震について

日本時間2020年09月29日10:03 M5.0 グアム(深さ約10km)

グアムでM5.0以上地震が観測されたのは2020年05月25日のM5.4以来126日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約201km離れた位置であった。その前は2020年05月08日のM5.2で、今回の震源から約229km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年06月23日にマリアナ諸島でM5.9の地震が今回の震源からは約64km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震25事例のうち、その後1ヶ月以内にグアムを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは25事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の25事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは25事例中6例であった。これは通常時の1に対し1.1で通常程度と言える。
 

グアムの最近の地震活動

グアムにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が1回。2019年にグアムの1ヶ月当たり平均発生数は4.6回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

グアムでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にグアムで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年07月16日 M5.7 グアム(深さ約7km)
2019年07月21日 M5.5 グアム(深さ約10km)
2019年07月21日 M5.5 グアム(深さ約9km)
※海外時間(UTC)

グアムでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にグアムで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月25日 M5.4 グアム(深さ約21km)
2020年02月19日 M5.2 グアム(深さ約10km)
2020年05月08日 M5.2 グアム(深さ約10km)
2020年01月20日 M5.1 グアム(深さ約157km)
2020年04月10日 M5.0 グアム(深さ約10km)
 

グアムの過去の地震データ

1901年以降、グアムで発生してきたM6.0以上の地震は17回でそのうちM7.0以上であったのが3回。20世紀以降、過去最大だったのは1993年08月08日のM7.8で深さは約59kmであった。

グアムで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1993年08月08日 M7.8 グアム(深さ約59km)
2002年04月26日 M7.1 グアム(深さ約86km)
2001年10月12日 M7.0 グアム(深さ約37km)
2008年05月09日 M6.8 グアム(深さ約76km)
2014年09月17日 M6.7 グアム(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2002年08月14日にマリアナ諸島でM6.5の地震が約67kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1936年10月29日にグアムでM6.5の地震が約76kmの距離(深さ75km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1936年10月29日に76kmの距離で発生したグアム M6.5(深さ75km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとグアムにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在712予測。またグアムなど震源地別予測が現在2,891予測となっている。

方面別予測において現在、計712予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは505予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が20予測、Bクラス予測が49予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,891予測中、Aクラスが52予測、Bクラスが247予測、Cクラスが2,592予測となっており、このうちグアムに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが19予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、グアムの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」グアムM5.0の類似25事例以降の発震傾向性

今回のグアムM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた25件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

グアムを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは25事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

日本 25事例中6例
インドネシア 25事例中5例
フィリピン 25事例中4例
マリアナ諸島 25事例中1例
中国 25事例中1例
ミクロネシア 25事例中1例
東ティモール 25事例中1例

また、今回のグアムにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは25事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.1で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2004年05月30日 M6.7・震度1 関東東方沖
2005年12月02日 M6.6・震度3 宮城県沖
2008年07月19日 M6.9・震度4 福島県沖
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。