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2020年09月30日大洋州のトンガでM5.1、1917年サモアM8.0巨大地震の震源付近

大洋州のトンガでM5.1、1917年サモアM8.0巨大地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年09月30日04:01にトンガでM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月10日にサモアでM5.2の地震が今回の震源からは約212km離れた場所で起きていた。

 

トンガにおける今回の地震について

日本時間2020年09月30日04:01 M5.1 トンガ(深さ約10km)

今回の震源から距離300km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年09月09日のM5.2以来20日ぶり。今回の震源から約212km離れた位置であった。その前は2020年09月08日のM5.4で、今回の震源から約125km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では1917年06月26日に約66kmの距離でサモアM8.0のM8クラス地震が記録されており、深さも15kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震42事例のうち、その後1ヶ月以内にトンガを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは42事例中23例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の42事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは42事例中7例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

今回の震源から300km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離300km以内では2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月12日 M6.0 トンガ(深さ約15km)
2019年12月06日 M6.0 トンガ(深さ約10km)
2019年10月22日 M5.9 トンガ(深さ約29km)
2019年11月08日 M5.8 トンガ(深さ約43km)
2019年12月06日 M5.8 トンガ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離300km以内では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年07月18日 M6.1 サモア(深さ約14km)
2020年03月17日 M6.0 サモア(深さ約10km)
2020年05月15日 M5.8 サモア(深さ約16km)
2020年06月17日 M5.6 トンガ(深さ約279km)
2020年08月24日 M5.6 トンガ(深さ約8km)
 

今回の震源から300km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離300km以内で発生してきたM6.0以上の地震は230回でそのうちM7.0以上であったのが11回。20世紀以降最大だったのは2009年09月29日のサモアM8.1で深さは約18kmであった。

今回の震源から300km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2009年09月29日 M8.1 サモア(深さ約18km)
1917年06月26日 M8.0 サモア(深さ約15km)
1975年12月26日 M7.8 サモア(深さ約33km)
1981年09月01日 M7.7 サモア(深さ約25km)
1977年04月02日 M7.6 サモア(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1956年03月03日にトンガでM6.5の地震が約46kmの距離(深さ35km)で起きていた他、1967年01月01日にトンガでM6.5の地震が約50kmの距離(深さ30km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とトンガにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在712予測。またトンガなど震源地別予測が現在2,891予測となっている。

方面別予測において現在、計712予測中、Aクラスは42予測、Bクラスは165予測、Cクラスは505予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が15予測、Bクラス予測が54予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,891予測中、Aクラスが52予測、Bクラスが247予測、Cクラスが2,592予測となっており、このうちトンガに対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが50予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、トンガの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トンガM5.1の類似42事例以降の発震傾向性

今回のトンガM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた42件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トンガを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは42事例中23例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ケルマデック諸島 42事例中5例
パプアニューギニア 42事例中5例
フィジー 42事例中5例
ソロモン諸島 42事例中4例
ニュージーランド 42事例中4例
バヌアツ 42事例中2例
サモア 42事例中1例
トンガ 42事例中1例
オーストラリア南方 42事例中1例
ロイヤリティ諸島 42事例中1例

また、今回のトンガにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは42事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1986年02月04日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1992年07月18日 M6.9・震度3 三陸沖
2004年05月30日 M6.7・震度1 関東東方沖
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2005年01月19日 M6.8・震度1 関東東方沖
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。