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2020年09月30日長野県中部でM2.1・震度1、群発付近の地震は2週間ぶり

長野県中部でM2.1・震度1、群発付近の地震は2週間ぶり


 

気象庁によると2020年09月30日08:52に長野県中部でM2.1・震度1の地震が発生した。長野県中部で有感地震が記録されたのは9日ぶり。今年187回目となる有感地震であった。

 

長野県中部における今回の地震について

2020年09月30日08:52 M2.1・震度1 長野県中部(深さ約10km)

長野県中部で有感地震が観測されたのは2020年09月21日のM2.0・震度1以来9日ぶり。今回の震源からは約42km離れた場所で深さは5kmであった。その前は2020年09月14日のM2.5・震度1で、今回の震源から約19km離れた場所で深さは3kmであった。

今回の震源は04月下旬から続く長野・岐阜群発地震の震源域に近かった。長野県中部では09月21日に上記の通りM2.0・震度1の地震が発生していたが、震源は山梨県寄りの長野県東部であったことから、長野・岐阜群発地震の震源域付近における地震としては09月14日以来16日ぶりとなる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震7事例のうち、その後1ヶ月以内に長野県中部を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは7事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりは多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

長野県中部と中部地方の最近の地震活動

長野県中部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が150回であるのに対し2019年に長野県中部における1週間平均値は48回であったことから、現在の状況は多いと言える。

長野県中部を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は471回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては187回目。長野県中部では2019年に5回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計186回のうちM3.0未満だったのが95回、M3.0~3.9が76回、M4.0~4.9が11回、M5.0以上が4回となっている。

長野県中部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年05月29日 M5.3 震度4 長野県中部
2020年04月26日 M5.0 震度3 長野県中部
2020年04月23日 M5.0 震度3 長野県中部
2020年04月23日 M5.5 震度4 長野県中部
2017年12月06日 M5.3 震度4 長野県中部

長野県中部を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月27日の静岡県西部M5.1・震度4が挙げられる。
 

長野県中部の過去の地震データ

1919年以降、長野県中部で発生してきた有感地震は774回でそのうちM5.0以上は14回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2020年04月23日のM5.5・震度4で深さは3kmであった。

長野県中部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2020年04月23日 M5.5 震度4 長野県中部
1967年02月03日 M5.4 震度3 長野県中部
2011年06月30日 M5.4 震度5強 長野県中部
2017年12月06日 M5.3 震度4 長野県中部
2020年05月29日 M5.3 震度4 長野県中部

今回の震源から10km以内ではこれまでにM5.0以上の有感地震は発生してこなかった。
 

中部地方と長野県中部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在317予測。また長野県中部など震源地別予測が現在1146予測となっている。

方面別予測において現在、計317予測中、Aクラスは12予測、Bクラスは45予測、Cクラスは260予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が21予測となっている。

また震源地予測では現在、計1146予測中、Aクラスが18予測、Bクラスが95予測、Cクラスが1033予測となっており、このうち長野県中部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、長野県中部の危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」長野県中部M2.1の類似7事例以後の発震傾向性

今回の長野県中部M2.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた7件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

長野県中部を含む中部地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは7事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりは多いと言える。

中部地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

岐阜県飛騨地方 7事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。