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2020年10月01日フィリピン南部ミンダナオ島沖でM5.3、10日前のM5.8以降続くM5クラス地震

フィリピン南部ミンダナオ島沖でM5.3、10日前のM5.8以降続くM5クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年10月01日07:10にフィリピン南部のミンダナオ島沖でM5.3の地震が発生した。今回の震源付近では日本時間2020年09月21日のM5.8以降、M5クラスの地震が相次いでいる。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年10月01日07:10 M5.3 フィリピン(深さ約10km)

フィリピンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月24日のM5.3以来7日ぶりで今年45回目。前回の地震は今回の震源から約20km離れた位置であった。その前は2020年09月20日のM5.3で、今回の震源から約15km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では日本時間09月21日のM5.8以降、M5クラス地震が相次いでおりM5.8を含めると今回が10回目に当たる。M5を超える規模だったのはM5.8以外に同日のM5.3、09月24日のM5.2そして今回の4回となっている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震20事例のうち、その後1ヶ月以内にフィリピンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは20事例中10例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の20事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは20事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.4で少ないと言える。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が13回。2019年にフィリピンの1ヶ月当たり平均発生数は27.1回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィリピンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.6 フィリピン(深さ約10km)
2020年08月01日 M6.4 フィリピン(深さ約480km)
2020年09月06日 M6.3 フィリピン(深さ約119km)
2020年03月26日 M6.1 フィリピン(深さ約54km)
2020年02月06日 M6.0 フィリピン(深さ約44km)
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は421回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1924年08月30日にフィリピンでM7.1の地震が約26kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1980年06月18日にフィリピンでM6.8の地震が約33kmの距離(深さ54km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1911年07月12日に68kmの距離で発生したフィリピン M7.7(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在679予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在2,833予測となっている。

方面別予測において現在、計679予測中、Aクラスは38予測、Bクラスは157予測、Cクラスは484予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が18予測、Bクラス予測が47予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,833予測中、Aクラスが46予測、Bクラスが235予測、Cクラスが2,552予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが3予測、Bクラスが14予測、Cクラスが44予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、フィリピンの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM5.3の類似20事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた20件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは20事例中10例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 20事例中8例
フィリピン 20事例中3例
日本 20事例中2例
中国 20事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは20事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.4で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1969年04月01日 M6.5・震度3 日本海中部
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。