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2020年10月01日西表島付近で97日ぶり有感地震M2.5・震度1、前日には台湾付近でM4.9

西表島付近で97日ぶり有感地震M2.5・震度1、前日には台湾付近でM4.9


 

気象庁によると2020年10月01日07:42に西表島付近でM2.5・震度1の地震が発生した。西表島付近で有感地震が記録されたのは97日ぶり。今年5回目となる有感地震であった。

 

西表島付近における今回の地震について

2020年10月01日07:42 M2.5・震度1 西表島付近(深さごく浅い)

西表島付近で有感地震が観測されたのは2020年06月26日のM4.6・震度2以来97日ぶり。今回の震源からは約54km離れた場所で深さは35kmであった。その前は2020年05月18日のM3.0・震度1で、今回の震源から約30km離れた場所で深さは20kmであった。

南西諸島から台湾にかけてでは前日09月30日13:37に台湾付近でM4.9・震度1の地震が発生していた。震源の位置は今回から西方向に約190km離れており、深さは100kmと今回よりも深かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震33事例のうち、その後1ヶ月以内に西表島付近を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは33事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは33事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

西表島付近と沖縄地方の最近の地震活動

西表島付近で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が34回であるのに対し2019年に西表島付近における1週間平均値は25回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

西表島付近を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は330回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては5回目。西表島付近では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計4回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

西表島付近における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2018年03月01日 M5.6 震度5弱 西表島付近
2017年08月04日 M5.3 震度3 西表島付近
2014年01月09日 M5.5 震度4 西表島付近
1992年10月20日 M5.0 震度5 西表島付近
1992年08月24日 M5.1 震度4 西表島付近

西表島付近を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月26日の与那国島近海M5.5・震度2が挙げられる。
 

西表島付近の過去の地震データ

1919年以降、西表島付近で発生してきた有感地震は1,147回でそのうちM5.0以上であったのが15回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1937年11月26日のM6.5・震度3で深さは58kmであった。

西表島付近において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1937年11月26日 M6.5 震度3 西表島付近
1942年08月15日 M5.7 震度2 西表島付近
1944年03月15日 M5.7 震度2 西表島付近
2018年03月01日 M5.6 震度5弱 西表島付近
2014年01月09日 M5.5 震度4 西表島付近

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1944年03月15日に西表島付近でM5.7・震度2の地震が約5kmの距離(深さ0km)で起きていた他、1992年10月20日に西表島付近でM5.0・震度5の地震が約7kmの距離(深さ8km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1937年11月26日に約47kmの距離で発生した西表島付近M6.5・震度3(深さ58km)であった。
 

沖縄地方と西表島付近における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在332予測。また西表島付近など震源地別予測が現在1207予測となっている。

方面別予測において現在、計332予測中、Aクラスは13予測、Bクラスは47予測、Cクラスは272予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が16予測となっている。

また震源地予測では現在、計1207予測中、Aクラスが19予測、Bクラスが101予測、Cクラスが1087予測となっており、このうち西表島付近に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%以上、西表島付近の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」西表島付近M2.5の類似33事例以後の発震傾向性

今回の西表島付近M2.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた33件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

西表島付近を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは33事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりはやや少ないと言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

沖縄本島近海 33事例中3例
奄美大島北西沖 33事例中2例
与那国島近海 33事例中2例
石垣島北西沖 33事例中1例

また、アジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが33事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは33事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

台湾付近 33事例中1例
 

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※画像は気象庁より。