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2020年10月01日大洋州のトンガでM6.4、前日のM5.1から約400km南側の震源

大洋州のトンガでM6.4、前日のM5.1から約400km南側の震源


 

USGSによると日本時間2020年10月01日10:13にトンガでM6.4の地震が発生した。発生当初M6.7とされていたが、その後情報が更新され10:50現在M6.4とされている。

 

トンガにおける今回の地震について

日本時間2020年10月01日10:13 M6.4 トンガ(深さ約35km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月27日にアフリカ南方沖合で発生したM6.1以来4日ぶりで、2020年としては95回目となる(発生日時は日本時間)。

今回の地震は発生当初M6.7とされていたが、その後情報が更新され10:50現在M6.4であったとされている。

トンガでは前日09月30日にもM5.1の地震が起きていたが、震源の位置は今回から北方向に約400km離れていた。

今回の震源から距離300km以内でM5.5以上の地震が観測されたのは2020年07月30日のトンガM5.7以来62日ぶり。その前は2020年05月28日のトンガM5.9であった。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内にトンガを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中19例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは39事例中21例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中9例であった。これは通常時の1に対し1.0で通常程度と言える。
 

今回の震源から300km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離300km以内では2019年にM6.0以上の地震が4回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。
2019年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月04日 M6.6 トンガ(深さ約10km)
2019年11月11日 M6.2 トンガ(深さ約10km)
2019年06月15日 M6.1 トンガ(深さ約13km)
2019年06月02日 M6.0 トンガ(深さ約10km)
2019年08月05日 M5.7 トンガ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離300km以内では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に今回の震源から300km以内で発生した地震(規模の大きい順)。
2020年05月28日 M5.9 トンガ(深さ約10km)
2020年02月28日 M5.8 トンガ(深さ約10km)
2020年07月30日 M5.7 トンガ(深さ約10km)
2020年01月01日 M5.5 トンガ(深さ約10km)
2020年04月22日 M5.5 トンガ(深さ約40km)
 

今回の震源から300km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離300km以内で発生してきたM6.0以上の地震は190回でそのうちM7.0以上であったのが11回。20世紀以降最大だったのは1919年04月30日のトンガM8.1で深さは約25kmであった。

今回の震源から300km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1919年04月30日 M8.1 トンガ(深さ約25km)
2006年05月03日 M8.0 トンガ(深さ約55km)
1950年12月14日 M7.8 トンガ(深さ約216km)
1913年06月26日 M7.7 トンガ(深さ約25km)
1948年09月08日 M7.5 トンガ(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2006年05月03日にトンガでM8.0の地震が約63kmの距離(深さ55km)で起きていた他、1990年12月21日にトンガでM6.8の地震が約88kmの距離(深さ13km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とトンガにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在679予測。またトンガなど震源地別予測が現在2,833予測となっている。

方面別予測において現在、計679予測中、Aクラスは38予測、Bクラスは157予測、Cクラスは484予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が13予測、Bクラス予測が52予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,833予測中、Aクラスが46予測、Bクラスが235予測、Cクラスが2,552予測となっており、このうちトンガに対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが49予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、トンガの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トンガM6.4の類似39事例以降の発震傾向性

今回のトンガM6.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トンガを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中19例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 39事例中8例
バヌアツ 39事例中5例
ケルマデック諸島 39事例中3例
ニュージーランド 39事例中2例
ソロモン諸島 39事例中2例
フィジー 39事例中2例
トンガ 39事例中1例
ニューカレドニア 39事例中1例
ロイヤリティ諸島 39事例中1例
オーストラリア南方 39事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが39事例中21例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは39事例中21例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 39事例中9例
インドネシア 39事例中7例
中国 39事例中3例
台湾 39事例中3例
ミャンマー 39事例中2例
フィリピン 39事例中2例
パキスタン 39事例中1例
インド 39事例中1例

また、今回のトンガにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは39事例中9例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.0で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1919年05月03日 M6.3・震度4 三陸沖
1923年07月13日 M7.3・震度4 九州地方南東沖
1934年02月24日 M7.1・震度1 硫黄島近海
1936年03月02日 M6.7・震度3 十勝沖
1952年03月04日 M8.2・震度5 十勝沖(1952年十勝沖地震)
1952年10月27日 M6.5・震度3 三陸沖
1968年05月14日 M6.1・震度4 トカラ列島近海
1968年10月08日 M7.3・震度3 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。